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君の瞳に恋してる
【教師 官能小説】

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君の瞳に恋してる・T-12

「絶対にダメです。女性は生理中だって妊娠の可能性があるんですよ」

「でもおかげでスカート先生の精子でちょっと汚れたよ?」イジワルそうに海が指差す。

スカートの裾には白い染みが出来てしまった。

「う…スミマセン…」

「あはは♪冗談だよ!洗えば落ちるし!」


「ところで海さん。あんな場所いったいどうして知ってるんですか?」

気になっていた疑問をぶつけた。

「あ〜、あそこの隣の工場、じいちゃんの工場なの。小さい頃よく遊びに行ってたから人気のなくなる時間分かってたの」

「そうなんですか…」

「でも小さい頃の話だからちょっと心配だったけど、誰も来なくて良かったね♪」


あっけらかんと凄いこと言うなあ…


「あ、このマンション!うち」

見ると30階はありそうな高級マンションだ。

「う、海さんてお嬢様ですか?!」

「違うよ〜!ママがホステス時代に客が買ってくれたの。今は小さなクラブのママさんしてる」

「はあ…」



海は車を降りると、運転席側に回ってきてコツコツ窓を叩いた。

窓を開けると、ニッコリ笑った。

「先生、今日はどうもありがとう!」

「いや…そんな…」

こちらこそと言うべきか?

「先生、絶対髪短くした方がイイよ!じゃね!!」

と言い、ちゅっと加持の唇にキスしてからエントランスに消えた。


このお転婆が…誰かに見られたらどうする…!!



「はあ〜〜〜」

加持はガックリとハンドルにうなだれた。

今日は恐ろしく目まぐるしい1日だった。
海が準備室に現れ、ファーストキスをし、セックスをした。
海の感触を思い出す。


バックミラーをちらと見て、前髪をいじる。

前髪、切ろうかな……

忌まわしいとしか思わなかった色の違う瞳が、なんだか今は誇らしく思う。

海が綺麗と言ったこの瞳が―――


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