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夏の日の帰り道
【青春 恋愛小説】

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夏の日の帰り道-7

 なんか喉は苦しいし胸は苦しいしで最悪だ……ん?
 指先。
 汗ばんだそれが重なる。
 力は感じない。
 けど、引っ張られる。
 さっき店内に引きずられたときと同じように。
 なんでだろ。
 違う。
 私から?
 でも、指が触れたし。
 そういうもんかな……?
 でも、ほら、まだ、太陽は……、
 沈んじゃったらもう門限過ぎてるよ。
 しょうがない。
 後で一緒に怒られよっか……。
 その前にもう少しだけ背伸びしよっと……。

 ………………、

 …………あっ、

 …………んぅ、

 …………ふぅ、むぅ?

 ……へぇ……、そうなんだ。

 ……あ、でも……。

 ……ジュース。

 先に飲ませればよかったかな?

 ちょっとコイツ、しょっぱいし……。


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