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HOLIDAY
【女性向け 官能小説】

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HOLIDAY-後編--2

ホテルの部屋に入ると彼女はちゃんと僕の懐に入り込んできた。
右腕にまとわりついて、胸に頬を寄せてくる。
左手で胸に押しつけられる顔を少し上げさせて額にくちづけた。

上目遣いで誘うから、僕の身体はあっという間に熱くなる。

ベッドに押し倒して、服を脱がせていく。

「お風呂、いいの?」
「今日は、2回もウチでシャワー浴びたでしょう?姉貴が来たときと、ここに来る前に。」
「…うん」

美里さんはにこにこ笑ってされるがままだ。
これから始まる淫らな行為など微塵も感じさせないほど晴やか。

ブラのホックを外したら、目を閉じた。
現われる白い綺麗な身体。

細い腕が持ち上がり僕の顔を指がなぞる。
ゾクゾクするような微笑み。

「どうしたの?」
「なんでもない。女神さまに見とれてた」

僕はゆっくり顔を近づけて口づけた。

「んふ」

嬉しそうに、目を細める。
柔らかなくちびるを啄むと彼女も返してくれる。
熱い舌を絡ませ引き上げ、差し出されたソレを吸った。

下くちびるを。おとがいを。

首筋に触れた時にピクリと身体を振るわせる。
そのまま右手で乳房にそっと触れた。

「ぁ…」

彼女は息を吐くように小さく喘いだ。

「良いの?」
「うん…。気持ちいい…」

僕はもうのんびりなんかしていられなくなって、彼女の下半身に残るものをはぎ取った。
彼女に跨り僕も服を脱ぎ捨てた。
すべらかな肌。細くくびれたウエスト。
やわらかそうな丸みを帯びたライン。
なんて綺麗なバランス。

そして、秘められた場所は少し触れただけで僕を受け入れるべく待機していたと解った。

「あっぁ…」
「もう濡れてる。美里さんも僕を待ってた?」

そういったら、彼女はコクコクと首肯した。
恥ずかしいのか手の甲を目元にあてている。

彼女の脚を開いてゆく。

「あっやぁっ…」

花びらの奥の花心をちょいちょいと指先で触れる。
そうするだけで彼女は可愛い声で鳴いて、蜜を溢れさせた。

「どうして欲しい?」

僕はゴムを付けながら言った。

「圭さん、挿れて。私を抱いて。…私を愛して…」

切なそうに。
でも、僕が簡単に落ちてしまうことなど解っていて。

最後の一言は笑っている。邪気のない笑み。
僕がしようとしていることなど、お見通しで、それでも身体を委ねている彼女がとても愛おしい。


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