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〈価値観〉
【鬼畜 官能小説】

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〈価値観〉-19

『この女には、“それらしい”恰好をさせないとな』


マットの上に置かれた富代の手首に傷薬を塗り、包帯を巻き付けた。
それは、富代の身体を気遣うというのではなく、傷口が化膿し、飼育が不能になるのを防ぐ為。
傷が悪化しても、病院などに連れて行ける筈もない。
長く〈楽しむ〉為の処置だ。


(何…する気よ…?嫌だ……嫌だあ!!!)


スタンガンの電流で、完全に気絶するのは稀である……殆どは、全身の脱力と意識の混濁……もう意識は戻り、残るのは痺れによる脱力のみ。

富代は見ていた。
カメラが全て富代に向けられ、電源が入れられた事を。
手首の傷口への処置を、そして、制服も全て取り去り、腕や脚を折り曲げ、それらに黒光りする革袋を被せ、その上からベルトで完全に拘束し、四肢を無意味な〈物〉にした事も……。


『もう逃げられないぞ?…どんな気分だ?ククク……』

『さっき、逃げたかったよなぁ?手足が自由になってたのにさ……悔しいよなぁ〜?』

「〜〜ッ!!!!」


やはり知っていたのだ。
先程まで富代は、意識だけが働く肉人形であった事を……。
手足を屈曲したまま拘束された姿は、まるで肘と膝から先を切断されたような、異様で不自然な姿であった。
沈み込むマットの上で寝返りさえうてず、顔を近付けて話す絶望的な言葉に、ただ悔し涙を流していた。


『さ〜て、修二君。コイツの〈ココ〉の毛を剃りますか?』

「!!!!」


修二の精液と、そして、不覚にも溢れた愛液が付着し、そのまま干からびて、バリバリに固まっている陰毛を摘み、男は気味悪い声を発した。
もう、富代の顔には恐怖の色しかなかった……自分が無事に、この部屋から出られる保証もなく、身体がどうされるかも分からない……修二よりも、この男達の方が変質者なのは、もはや疑いようがない。


「し…修二…さん……助けて……」


初めて、修二の事を“さん”付けで呼び、哀願の言葉を吐いた……この異常な部屋を所有してる男達に、言葉など通用するとは思えない……まだ、同級生の修二の方が、哀願を聞き入れてくれる余地はある……富代は、悲しげな表情で修二を見つめ、その“思い”を目で伝えた。


『え…?その毛を剃るんですか?』


富代の豹変ぶりに少し驚きながらも、修二は男の言葉に食いついた。
レイプしたい欲望は持ってはいたが、剃毛などには興味を持ってはいなかった。
修二としては、皆で富代を輪姦し、子宮内部を精液で満たす事だけを考えていた。
それが一番の凌辱だと。
だが、ネットで知り合った友人達は、それでは物足りないらしい。少しだけ戸惑いをみせ、男達の顔を見回した。


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