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HOLIDAY
【女性向け 官能小説】

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HOLIDAY-前編--2

「…ふぅ…」

彼女がゆっくりと息を吐いて僕によりかかる。
頬にキスをしたら柔らかに笑った。

これも、彼女の好きな体位。僕も好きだけど。
比較的激しくならないから(激しくするかしないかは僕次第か)、アパートではこうしてることが多い。

彼女が自らこうしてくれる様は、なんだか警戒心だらけの子猫を手懐けたような気分。
甘えてくる彼女は可愛い。

抱きしめてはキス。

「今日の晩ご飯の予定は?」
「んー。なにが食べたい?」
「美里さん」

キスをするとふふふと笑った。

「そうじゃなくて…ん」
「じゃあ、カレーがいい」
「カレーが好きねえ」
「煮込み料理にしたら、美里さんがその間、遊んでくれるから」
「えー。そう言う理由なの?」
「うん。美里さんのご飯、なんでも美味いですしね。僕、ちょっと太ったかも」
「太ってないない。おなか割れてるし」
「そう?」
「うん。…ん」

ちゅ。

またくちびるをあわせて。

「!」

と、僕の視界に美里さん以外の人が入ってきた。なぜかキッチンに姉貴が立っていた。

「あ。わ。ご。ごめん」

姉貴は呆然としてそういうと、くるりと背をむけた。
僕はあわてて布団を掴み美里さんに被せる。

姉貴ばかりか、姉貴の子供の悠太(2歳)まで。

「キッチンの戸閉めて。悠太、こっちに入れるなよ!説明できないよ」
「わ、わかってるわよ」

姉貴が引き戸を閉めながら言った。

「どうしよう…」

美里さんもビックリしている。というかものすごく困った顔をしている。

「大丈夫。悪いことなんか何一つしてない。とっても普通で自然なことだよ。一緒に住んでるんだし。僕は美里さんが好きだし、だから、身体だってほしい。愛されたいし、愛したい。心配いらないよ。姉貴だってわかってる筈だし、とやかく言わせない」

僕は、彼女の身体を抱きしめ、揺すりながら言い聞かせた。
少しは不安を取り除けただろうか?

正直、姉貴の方は心配してない。
メクジラたてて怒り狂うタイプではないし、ネチネチと虐めるタイプでもない。
むしろ、サバサバ。男っぽい。

……バッサリ遠慮無く斬り込まれそうだな、僕が。


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