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邪愁
【痴漢/痴女 官能小説】

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邪愁(その2)-4

…きみだって、若い男の肌が恋しかったのだろうなんて…
わたし、知っているのよ…あれは、あなたが企てた罠だったのよ…私は自分であの青年を望んだ
わけじゃない…


わたしは、あなたに貞操帯をつけられたまま、あの青年に一ヶ月もの間、あの別荘の地下室に
監禁されたわ…あなたは、わたしをあの青年に貸した…そう…まるで、ものみたいに貸したのよ。


…ひどい…ひどい人だわ、あなたって…すべてはあなたが仕組んだことだったのよ…


…セックスレスの惨めな三十五歳の女のからだが、どんなものか…あなたはわかっていた…

ええ、わたしは、あの青年に縛られ、熟れきった肌を毎夜、気が遠くなるくらい愛撫され続けた
のよ…鳥の羽毛で作られた羽根で、腋の下から股間まで、全身を撫でられ、舌で舐められ、その
若い男の肌と体を重ねたわ…


…ただ、貞操帯で封印されていた陰部だけは、絶対触れられることのない愛撫だったわ…あなた
が、そうすることをあの青年に命じたからよ…


…若い男の肌に、わたしは体の中が沸々と煮えるくらい熱くなったわ…耐えられなかった…わた
しが、自分の意志に反して、その青年に烈しく疼き、自分がわからなくなるくらい昂ぶる自分の
心が赦せなかったよ…


…性器と口の中が飢えに渇ききったわ…でも、あなたは、わたしに与えることをあの青年に決し
て許さなかった…


…水面から酸素を求める魚の口先のように、私は青年のペニスを求めて、縛られたからだをもが
き、喘がなければならなかった…でも彼は、わたしの鼻先で、オナニーをし、射精したわ…
わたしの顔に飛び散った白い精液の残末を、舌で舐めることだけが、唯一わたしに許されたこと
だったわ…


…拷問に近い苦しみだったわ…

…そう…あなたはわたしの肉体だけでなく、心まで苦しめた…信じられなかったわ…





硬いベッドに磔にされるように手足を広げ、ベッドの端々に手足首を縄で括られていた私の秘裂
には、すでに滲み始めた蜜液がラビアピアスを潤している。

死人の怨念が漂うような密林の静寂の中で、私の身悶えする息づかいだけが響いている。私は
翳りのある滑らかに窪んだ腹部をくねらせ、顔をねじるように苦しげに喘いでいた。

注ぎ込まれた褐色の液体が、体中を烈しく疼かせ、乳房がぷるぷると揺れ、その尖った乳首が
弾けるようにふくらみを増していた。


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