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301号室
【熟女/人妻 官能小説】

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301号室-4

伊藤さんの部屋はたしかに男の一人暮らしといった部屋ではなかったけど…

なぜか女の匂いがまったくしなかった。

洗濯場もキッチンも…

女が毎日立ってる形跡が感じられずに、なによりこのベッドにも…

女が寝起きしてる匂いがしない。


私はいけない事だとわかっていたけれど、管理人室の金庫に保管してある資料を見てしまいました。

301 伊藤雅史…

居住者2名とはしてあるけれど、家族の欄は空白でした。


体の関係は結んでしまったけれど、やはり人の事情にまで立ち入って聞く事はできません。


私はただ…

ほんの数十分、彼の部屋で抱いてもらえればそれでじゅうぶんなのでした。


…・…・…・…

そんなある日の事でした。

私ひとりでは高い場所や水周り、植木の世話はたいへんだろうとかなり年配の男性が配属されました。


おそらく60は過ぎているかも知れません。

愛想が良くて明るい人でしたけど、とにかくよく喋る人で一日中ついて回って私に喋りかけます。


私は別れた主人以外の人にこんなに嫌悪感を感じた事はありません。

もう…息が詰まってしまう。


その上、お年は召していてもやはり男なのでしょう。

こんなに弛んだ体でも彼からすればまだ若いのでしょうか?

さりげなく明らかにわざと肩や胸やお尻を触ってきたりもします。


私は彼をひとり屋上に残すとおなかが痛いと嘘をついて、 301号室に忍び込んでしまいました。


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