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301号室
【熟女/人妻 官能小説】

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301号室-1

彼との関係は…

私がここの管理人として働き始めた事からでした。


9時から4時…
時給 800円。

離婚して、結果子供と離れて…

42になる女の一人暮らしにはなんとか生活できる金額でした。


仕事はといえばマンションのロビーと廊下を掃き掃除して、手すりを磨く。

最初はそれでもたいへんでした。


廊下は一日二回掃除するけれど毎日していたらあまり汚れたりはしません。


慣れてしまえば一日のほとんどを雑誌など読みながら管理人室に座ってるだけ…


[ ご苦労様です。 ]


301の伊藤さんはよく声をかけてくださいました。

私が住むアパートよりも遥かに立派なこのマンション。


掃除中に暇をもてあました奥さんたちに呼び止められたりもしましたが、勤務中に立ち話もよくないかと…
私は適当に切り上げて作業に戻ったりしたものですが、あまりこうして管理人室で門番していても奥さんたちに捕まってはマズい…


なかなか難しい仕事でもありましたが、マンションの管理人なんて気楽といえば気楽な仕事でした。


だけど伊藤さんだけは特別です。


缶コーヒーを差し入れてくれたり、頂きものだとお菓子を持ってきてくれたり…

聞くところ、奥様と二人で住んでいるとか。

私より6つも若くて暖かい感情をつい…


伊藤さんは在宅のお仕事なのか、それとも夜のお仕事なのか昼間にいる事が多いようです。

出かけたりもしますが数時間で帰宅します。

他人の事にあまり干渉するのもどうかと思いますが、伊藤さんの事が日に日に気になってしまう。


伊藤さんはその時々に声をかけてくれるものですから私も住民の方々の手前を思い、つい管理人室にお招きしてお茶やお菓子を勧めてしまいました。


[ や…やめてください。 ]

3度目に帰宅した彼を足止めして…

管理人室の奥にあるタタミ二畳ほどの控え室でお茶を出した時、彼は男の欲求を私にぶつけてきた。


本当は抱かれたかった。

私なんかの体に興味を持ってくれる伊藤さんの欲求を受けとめたかった。


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