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無垢
【その他 官能小説】

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無垢-8

「あの・・・・・どうすれば、隆一さんを気持ち良くできますか?」
「絵里は、熱心だね?教えてあげよう。
 まず、濡れているところ。
亀頭の部分だけど、この部分は、女性器と同じで粘膜だと思っていい。
 濡れてもいない状態で、擦れば痛いし、硬いものが当ると痛むんだ。
 女性器と同じで、優しく扱えば男性の最大の性感帯なんだ。
 その中でも特に感じるのはエラの先端部分、エラの外周といった方が良いのかな?
 そこを集中的に責められると、普通の男性なら必ず身もだえするはずだ。
 次に、亀頭の下から根元までの部分、竿の部分は、手で擦ってもOKだ。」

絵里は、隆一の話をうんうんと頷きながら聞いている。そして絵里は、冷静な口調とは裏腹に隆一が明らかに興奮していることを、握った男性器から感じ取っていた。

「絵里。竿の部分をゆっくりとしごいてごらん。」
「はい。」

落ち着いていた絵里の呼吸が乱れ、熱い吐息に変わる。
絵里の震える手が、ゆっくりと動き始めた。

「・・・・・・・」

隆一体が震えだす。言葉にならない声が伝わってくる。隆一が感じているのがわかる。
絵里は、隆一の表情を確認しながら、静かに男性器をしごき続ける。

「絵里。気落ち良いよ・・・・・・」

隆一の体が揺れ、熱いため息が漏れる。
隆一さん、なんだか可愛い。絵里が心の中で呟いた。

「隆一さん。教えて下さい。一番敏感な部分は、どうすれば良いのですか?」
「そこは・・・・口に含むか、女性自身でしか刺激できない。」
「口に含む?」
「そう。歯を当てないように気をつけて、敏感な部分を口に含んで舌を絡めるんだ。
 本当に僕の身体検査をするつもりなら、それも必要だよ。」
「検査してみてもいいですか?」
「してごらん。」

体が震える。絵里が自ら望み言い出したことだった。しかし、実際にそれをするとなると勇気が出ない。絵里はファーストキスさえまだなのだ。そして、男性器を口に含むことなど考えたこともなかった。絵里は震える声で隆一にもう一度質問をした。

「隆一さん。それは、男女が普通にすることですよね?
 結婚前に確かめなければならないことですよね?」
「そうだよ。男女が普通にすることだよ。
 ただ、結婚する男女が必ず確かめてから結婚するかと言えば、そうでは無いと思う。
 結婚してから合わないことに気づいて離婚する夫婦も多いからね。
 だから絵里、無理しなくても良いよ。」
「隆一さん。優しいですね。
 でも、大丈夫、私、できます。」

絵里が瞳を閉じる。大丈夫。隆一さんを信じて頑張るのよ。絵里は、自分自身にそう語りかけ落ち着こうとしていた。絵里は、深呼吸をすると隆一の男性器をしっかりと握りなおした。

男性器を鼻先に近づけ、男性の匂いを嗅いでみる。強烈なフェロモンが鼻腔に広がる。
絵里の中の何かに火がついた。体からじゅくじゅくと体液が流れ出すのが分かった。


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