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無垢
【その他 官能小説】

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無垢-2

「君のために、最高に座り心地の良いソファーと最高の眺めを用意しておいた。
海を眺めながらリラックスできる。
静かに話しをするには、最高のホテルだよ。」

部屋は、最上階のロイヤルスイートだった。大きなダブルベッドが置かれた寝室とゲスト用の寝室があり、二つの応接室の一つから海が一望できた。そして、海に向かって2つの一人掛けソファーが小さなテーブルを挟んで並んでいた。隆一は、その一つを絵里に勧めると、もう一方にゆったりと腰掛けた。落ち着いた色合いの花があしらわれたウェルカムドリンクが運ばれてきた。

絵里は、部屋の澄んだ空気に、自分の熱い気持ちが伝わっていくのを感じていた。隆一は、絵里が理想とする落ち着いた大人の男性だった。隆一は、彼女のことも正直に話してくれた。理由は分からないが彼女と分かれることについても、相手のことをしっかりと考えているようだ。そしてなによりも、絵里を見つめる隆一の瞳に、絵里は惹かれていた。

隆一はソファーに座ると、二人のことを話題にした。生い立ちや考え方、将来の希望といった話題が続き、絵里はもう一度お見合いをするようで可笑しかった。話が進むにつれて、絵里の予感は確信へと変わっていった。私は隆一さんをきっと好きになる。絵里はそう思った。お互いのことを一通り話し終えると、隆一が切り出した。

「僕は、正式に君とお付き合いしたいと思うけど、君はどうかな?」

絵里の気持ちは決まっていた。絵里は、隆一のその言葉を待っていたのだ。

「はい。私の方からもお願いします。」
「君さえよければ、もう少し近い関係で君のことを知りたいと思う。」
「私も、隆一さんのことをもっと知りたいと思っているわ。」
「そう。それなら・・・・・
車の中で彼女の話をしたよね?
彼女と別れなければならない理由を話しても良いかな? 
誰にでも起こることなんだ。
もしかしたら、君と僕にも・・・・・・」
「どうゆうことですか?」
「僕と彼女はね、体の相性が合わないんだ・・・・・・
 好きになってから、分かれるのはとても辛い・・・・・
 このままお互いを深く知ることが、とても怖いんだ・・・・・
 だから、確かめさせてくれないか?」
「はあ?」



んんん!

はあああ!

「凄いよ。もう、こんなに・・・・・
どんどん溢れてくる。」

絵里は、巨大なダブルベッドの上で、隆一に向かって尻を高く掲げていた。
傾いた太陽の光が窓から差し込み、絵里の真っ白な裸体を浮かび上がらせていた。
絵里の背後から隆一が指を伸ばす。隆一の小刻みな指の動きに絵里が体を震わせる。


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