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彼女は彼女の彼女
【同性愛♀ 官能小説】

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彼女は彼女の彼女-3

――結局、あの後小百合に抱かれたチカは、それからも何度か小百合の家で身体を重ねた。
出会い系サイトに手を伸ばしたのは、自身が本当に女しか愛せないのかを確かめるためだった。一度女に抱かれてみて、男とのそれを比べてみればいい、と。
しかし女に抱かれて得る肉体的な快感と、精神的充足感は圧倒的だった。もっとも、それが単に相手が女だからなのか、それとも小百合だからなのか――それこそ真実を知ってしまうのが怖くて、チカはあまり考えないようにしている。
いずれにしろ一度味を知ってしまった今、チカは小百合に翻弄されるより他はない。


「あ、予鈴鳴ったね」
わざとくちゅ、と音を立てて指を引き抜き、小百合はチカを抱き締めていた腕を離す。
しかしチカの方が小百合の身体を離さない。
「ざ……けんな……っ! このままで、授業に出られるわけ、ねーだろ……っ」
がくがくと膝を震わせるチカの顔を覗き込み、小百合は首を傾げた。
「ふーん。じゃ、どうしてほしいの?」
「言わせる気、かよ……」
「だって、言わなきゃ分からない」
小百合は意地悪く言う。あくまでチカの口から言わせる気だ。
この絶頂が近い状態を何とかして欲しいという一心で、チカはプライドを捨てた。
「……かせて」
「何? 大きい声で言って」
「イ、イカせてよ……!」
「やだ」
自身のプライドを捨ててまでの懇願に対し、非常なる一言を小百合は放つ。
チカは顔を歪ませた。
「な……!?」
「イキたいんだったら自分でオナニーしてみてよ。おっぱいも揉みながら、ね?」
首を傾げながら、小百合はチカの右手を手に取った。
白いマニキュアの目立つ細い指を口に含み、小百合は笑う。
「てめ、いいかげんに……!」
「それができたら」
抗議の声を上げようとするチカの言葉は、しかし小百合に遮られる。
彼女は妖しく微笑み、熱い吐息と共にチカの耳朶へ言葉を流し込んだ。
「放課後、たっぷり可愛がってあげる」
そんな言葉をこんな声で囁かれたなら、断ることもできない。
チカは睨むように小百合を見上げた。

「……本当?」
頷く小百合に、意を決したようにチカは小百合の唾液に濡れた指をショーツの中へ這わせた。
「ふ……あっ、んんっ……んっ」
「佐東チカが汐見小百合に命令されて、学校でオナニーしてるなんて知ったら、皆どんな顔するかな?」
「やっ……だ、あっ」
「こんなこと言われても、手を止めることはできないんだよね」
真っ赤になって首を横に振るチカ。それでも小百合の言う通り、その手を止めることはできなかった。
陰核を擦り、空いた左手で自ら胸を揉みしだく。
自分で与える身体への刺激より、小百合に見られているという刺激の方が勝った。
「本当、ヤラしい」
「ん……ふ、あっ、ああ……も、イッちゃう……あっ、あ、あ」
絶頂が近くなる。
僅かに前屈みになったチカの顎を、小百合の指が捕らえた。
「っ!?」
深く口付けられ、チカは夢中で小百合と舌を絡める。
「ごめん。やっぱりチカのヤラしい姿見てたら我慢できなくなっちゃった」
言いながら、彼女は細く長い指をチカの中へ挿入する。
ぞくりとチカの背筋が震えた。


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