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寒い夜の拾い物…
【OL/お姉さん 官能小説】

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寒い夜の拾い物…第四章-5

「はい、健司君、パンティ、ちょっと汚れが凄いけど…あげる」
 美樹から下着を受け取り、健司も厳重に包まれた前回もらった下着を美樹に返し、二人はキスをしてからホテルから出ようとした。
(何か美樹さん、セックスした後、元気がなかったような…気のせいかな?そう言えば旦那と仲直りしたのかなぁ)
 そう思い健司は思いきって
「美樹さん、…あの、旦那さんとは…仲直りは…」
と聞くと美樹は苦笑しながら
「…うん、一応ね…帰ったら向こうから謝ってきたからさ…」
 そう言って
「じゃあ帰ろうか、ありがとね、健司君、気を使ってくれて、チュッ」と再び健司に軽くキスをして天使のように微笑んだ。
「じゃあ、またね、健司君」
 ホテルから出て美樹と別れてから健司は
(旦那とは仲直りしたのか、…まぁ良かったかな)
 そんな事を考えながら歩いていると、後ろから美樹が突然
「ねぇ、健司君、私、健司君と結婚すれば良かったかなぁ」
と言ってきた。
「えっ?」
 健司が驚いて美樹の方に振り向くと美樹は相変わらず天使のように微笑んで
「じゃあね」
と言って走って行ってしまった。
 しばらくその姿を見つめて、…やがて美樹が見えなくなると
(美樹さん…やっぱり旦那と上手くいってないのかな?…って言うか俺だって美樹さんとなら結婚したいよ…)
 そんな事を思いながら健司は家に帰っていったのだった…。


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