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『死をもって君に快楽を与える』
【ファンタジー 官能小説】

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『死をもって君に快楽を与えるB』-3

「はい。」
「ありがとうございます。」
できたアイスコーヒーを死神は美味しそうに飲み始める。
私はコーヒーの気分じゃないのでアイスティーを飲む。
「それは?」
死神はアイスティーも知らないらしく、不思議そうな顔をする。
「コレ?アイスティーだよ。」
「ティー?」
「そ。」
私は喉も渇いたのもあって、一旦口つけたアイスティーを飲み干そうとした。
と同時に、死神が私の襟足部分に手をかけて、グイッと顔の向きをかえさせ、
いきなりキスをしてきた。
私は口の中にアイスティーがあったこともあって、頑なに唇を閉じていたが、
死神はそれを許さず、むりやり私の口腔に侵入してくる。
こじ開けられた口からアイスティーが死神の口腔へ移動し、
死神はゴクリと喉を鳴らせ、私から唇を離した。

「ん。美味ですね。」
それだけ言うと、死神は更にキスを迫ってきた。

「んっ・・・。」
死神のことは好きじゃない。
だけど、死神とするキスはなぜか心地良く感じる。
「はぁ・・・、あなたは本当に可愛い。」
死神は苦しそうな顔をして私にキスをしてくる。

クチュ・・・
「んっ・・・、ふ・・・」
チュ・・・
「はぁ・・・、んっ・・・」
死神は貪るように私にキスをしてくる。

もう何回キスをしたのかわからないまでになった時
気がつくと、死神は私をソファーに押し倒していた。

「は・・・、あなたが可愛いすぎるのがいけないのです。」
死神は辛そうな顔をして私にそう言った。
「そんなこといわれたってっっんっ」
死神はキスをやめようとしない。
お互いの息があがってくる。
「も・・・っん、もうやめ・・・」
「はぁ・・・・・・い、嫌です・・・」
「くるし・・・、んっ」
「キスだけ・・・キ、スだけ・・・」
そういって死神は私にキスをし続ける。


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