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ジャンクション
【その他 官能小説】

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ジャンクション-11

私は、琢也の激しいグラインドを思い出していた。
女の体をとろかせる男の強さ、たくましさをいやと言うほど私の体に思い知らせたあの腰使い。女である私から自発的に腰を振らせ、愛していると何度も言わせてしまう、あの甘美な腰つきを思い出していた。

琢也に負けたくない。
私は、つまらない日常を思い浮かべ気持ちをそらせていった。
そして、声を押し殺しながら、悩ましい表情でもだえ続ける翔を絶頂に押し上げることに、気持ちを集中していった。ゆっくりとした抽挿を、少しずつ早めていく。

はあ、はあ、はあ、

アスリートのように、何も考えずに腰を振り続ける。

あ、彩! ん、んんん!

翔がたまらず声を漏らす。

体を大きくのけぞらせ、栗色の長い髪を揺らせて、私の腰使いに体を震わせる翔が本当に可愛くみえる。しかし、翔への気持ちを強くすると、たちまち射精感が突き上げてくる。慌てて気持ちをそらせ男性自身を落ちるかせる。私は、それを何度か繰り返すうちに男性自身をコントロールする術を体得していった。

彩、ま、またあ!!!!

翔を何度目かの絶頂に押し上げる。
翔の感覚が手に取るように分かる、
翔を翻弄するため、最も効果的なタイミングで、
最も効果的な部分を私は責めたてた。

ん、んあ! いく、いっくうう!

翔、私もイクよ!
大丈夫、もうすぐ生理だから中に、中にだすよ。いいよね。

はう。

翔、イクよ。ほら、いっしょに!

私は、翔の絶頂を待って、翔への気持ちを開放した。
男性自身がそれを受け止め、びくびくと痙攣する。
私の体を、とても切なく、苦しいような感覚が突きぬけていく。
そして次の瞬間、男性自身が爆発的な収縮を繰り返し、
これまでにない勢いで、大量の精液を吹き上げた。

!!!!!!!!!!!!!!!!

びゅるるるるるるるるるるるるるるるるるるる!
びゅるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるうる!

そ、そんな! すごいよ! 本当にすごい!

膣内射精。これほど甘美な快感があったとは・・・・
男性にとって、快感の大小は問題ではない。
この瞬間を得るためだけに、自分を磨き、努力し、生きているのだ。
男性が、女性の尻を追いかけ回す理由がハッキリと分かった。
私は、心の中でつぶやいた。

翔、悪いけど私、このまま翔の体を使わせてもらうわ。


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