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同窓会
【理想の恋愛 恋愛小説】

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同窓会-4

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高3の3学期、放課後の教室で藤木に告白された。

彼氏がいると言ったあたしに、藤木は不機嫌そうにひと言『知ってる』と答えた。

3年間好きだったから、結果はどうあれ、卒業までに気持ちだけ伝えたかったと…

正直、それなら告白なんてしないで欲しかった。

そしたら、あたしたちはあれからもずっと友達でいれたのに…

卒業の日までは変わらずにいようって、あの時あたしは藤木に言ったけど、結局その約束は守れなかった。

なぜなら、もう次の日から、あたしは藤木を避け始めたんだから…

前みたいに、あたしが気軽に藤木の側に寄ることはなくなったし、藤木の視線を感じても、あたしは気付かないふりをした。

卒業の日まで、いったい藤木がどんな顔をして過ごしていたのかすら、あたしは知らない。


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