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緑原の雄姿
【その他 官能小説】

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緑原の雄姿-8

『さて…確かお前、何でもするって言ったよな?』
あの時の事。隆一のバカな発言を思い出した。しかし、今の私にはそう感じない。変わっていた。心が隆一を必要としていたのだ。
『イイよ…ヤリたきゃ。』
『はぁっ!?』
驚きの表情。明らかに動揺している。
『私、隆一に対してそんな感情を持ち合わせてなかった。でも、これから好きになれそうな気がする…』
『お前…』
『分かったの。いつも隆一が私を見ていてくれた事を。そして、支えてくれた事を…だから…』
真っすぐに隆一を見つめ、手を握る。
『俺は物好きになるワケだな…』
『そうだよ。それに私、ホントは他に好きな人がいるんだけどね。』
つい、言ってしまった。だが、今は優作より隆一に対しての気持ちが強くなっている。
『じゃ、俺はそいつの代わりか?』
『でも、本命馬の代わりに出走してG?を勝った馬もいたでしょ?』
『じゃ、俺も勝ちに行くとするか…』
どちらからともなく顔が近づいた。優しく唇を重ねた。それは次第に激しくなり、お互いの舌が絡み合うまでになった。
…くちゃ、ぴちゅ
私の腰に腕が回る。キツく抱き締められた。このまま折れてもイイ。とにかく、隆一を感じたかった。
汗ばんだ首筋に舌が這う。
『あんっ…』
小さいながらも、声が漏れた。
唇と舌。交互に攻め込むそれ。私の気持ちが高揚する。
頭に手が回る。負けないくらい、強く押さえ付ける。
『りゅう…いち…』
切なげな声。体はもう、欲しくなっていた。でも言えない。いつもと違って弱気な私。
隆一の左腕が前に回る。片手で器用にボタンを外し始めた。ブラウスがはだけられ、紅潮した肌が露わになる。
そして、ブラまで捲り上げられた。
『あっっ…』
隆一の唇が胸に近づく。熱い吐息。当たるだけで感じる。
もう耐えられなかった。そのまま倒れ込んだ私。後ろにあったテーブルの上に寝る形。
逆にそれが、隆一とって都合がよくなった。
『あはぁっっ!』
胸の先端に走る刺激。右側のつぼみが吸い込まれていた。さらに隆一の指が、もう片方のそれを摘む。
『くうぅぅぅっっ!』
体を捻る。しかし、唇も指も離れない。それどころか、空いている手が私のジーンズのボタンを外す。
『あっ!ちょ…
あぁぁぁんっ!!』
止まらない乳芽への攻め。さらにファスナーも下ろされ、脱がされた。既にショーツは濡れ、中が透けて見えている。
『りゅう…』
恥ずかしい。多分、真っ赤になっているのだろう。顔が熱くなってきた。
『お前…ウエスト細いなぁ…』
『や…だ…』
褒められただけで、体が熱くなる。それ以上に、アソコも…
我慢出来ない。今すぐに欲しい。でも言えない。隆一に気付いてもらいたい。それだけを考えていた。
しかし、期待を裏切る様な行動。今まで胸を這い回っていた舌が私の腹部から太もも、さらに下へと流れる。緩やかな快感が満たしていく。
『はあぁぁっ…』
延々と待たされる私に、待望の瞬間が訪れた。隆一の手が、ショーツにかかる。少しずつ、静かに下ろされ、熟しきった秘裂が剥き出しにされる。
《見られてる…》
恥ずかしさと期待感。もう何も考えられない。ただ受け入れるのみ。
…くちゅっ…
『ひっ!』
不意打ち。いきなり触れた唇。すぐに生暖かい液体が溢れ出た。そして、それをすくい上げる舌。
決して早くない動き。それが逆に、私の欲求の火に油を注ぐ。
…くちゅっ、ぴちゃっ
淫らな水音。耳に入る度に増加する高揚感。虚ろな、それでいて鮮やかな意識。
…ぬるんっ!
『はあぁぁぁっっ!』
粘液まみれの何か。それが私の花弁を押し退け、中にまで入ってきた。それが隆一の舌だと理解するまで、暫らくの時間を要した。
『あぁぁぁんっっっ!はんっっっ!!』
抵抗する気などない秘唇から、大量の淫蜜が吹き出してくる。
…ちゅくっ…
『んんんんっっっ!』
新たなる刺激。隆一の指が私の肉芽を擦り上げた。体中を走る刺激。今までに感じた事がない程の強烈さだった。
『や…ダメ…くうっっっっ!』
ダメと言ったところで、手を止めてくれるワケなどない。逆に、指の動きが早くなった。
…くちょくちょくちょ
『はぁんっっ!!うくっ…』
指と舌。そんな小さなモノで、私の体全体が支配されている。そう思う度に、刺激をより強く感じる様になる。
…ぷちゅっ、ぴちゃっ
我慢する精神力などない。純粋に、隆一が与えてくれる快楽を受ける。もう、頭の中には隆一しかいなかった…
『あはぁっっ!ダメっ…』
その喘ぎが起爆剤になった。指が淫芽から秘裂の中に滑り込んだ。
『んんんんっっっ!!』
…ビクンッ!!
体が痙攣し、沸き上がる脱力感。
目の前が、霧がかかったかの様に真っ白になった。そしてそれは、徐々に頭の中まで広がって行った。


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