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あの日教室で起きたこと―9ヵ月の軌跡―
【教師 官能小説】

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揺れる想い-5

    ♯♯♯



クリスマスまで差し迫ったある日のこと―――



『由里子、佑介とのクリスマスはどうするの?』



お昼休みの時間、私とちなみはクリスマスの話題で盛り上がっていた。



私達は校内のパン屋さんで買った、1日20個限定の、焼きたてグラタンコロッケパンを頬張りながら、いつものおしゃべりに花を咲かせていた。



「せっかくだから、土日両方使って、佑介んちの館山の別荘に行こう!って誘われてる」



『え――っ、いいなぁ!なんか、最近の由里子達、急檄にラブラブだよね!お泊りするってことは、お互いの親も公認な訳でしょ?』



「うん。まぁね…」



『由里子達がうらやましいよぉ… 私と啓太なんか、最近倦怠期突入って感じでさ…クリスマスも3回目になると、なんか新鮮味が感じられないんだよね〜』



「そーかなぁ?ちなみと啓太見てると、いつも仲よさそうに見えるよ!安心して見てられるって言うかさ…」



『ホント?由里子にそう言われると嬉しいけどね!』



その時だった―――



『佐伯居るか?』



突然、開いたままになっていた教室のドアから、佐々先生に名前を呼ばれた!



「あっ、はい!」



『―――昼休み中悪いんだけど、ちょっといいか?』



私はイスからスクッと立ち上がると、ちなみに声を掛けた。


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