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……タイッ!?
【学園物 官能小説】

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……タイッ!? 第四話「暴きタイッ!?」-7

「理恵……逃げないで……」

 彼女を自分に沈ませようと力強く肩を抱きしめる紀夫。

「ん、やだ、そんなに強くされたら痕残る〜……」

 甘えた様子で呟く理恵はキッチンから手を離し、代わりに紀夫の手を握り、指一つ
一つを絡ませ始める。

「あぁ、ん、はぁ……はあぁ……」

 ストロークはゆっくり。立ち居地が悪いのもあるが、それ以上に朝のキッチン、衣
服をずらして立ちながら交配する状況に昂ぶる気持ちがあり、それは今にも爆発しそ
うな勢いだ。

「理恵の肉じゃが美味しかったよ。すごく……」

 背中に耳を当ててTシャツにキスをする紀夫。心臓の音はバクバクと脈うち、それ
は彼も同じこと。

「あれ、自信作だもん。ママに教わって、それで……」
「理恵はいいお母さんになれるよ……」

 ――なんなら今ここでお母さんにしてあげる。

 もしコンドームが破けたら? そんな都合の良い妄想をしながら、紀夫は腰を突き
上げる。

「うふふ、お父さんもあれで釣れたって……」
「そう、ズルいお母さんだね……」

 ――もしかしたら理恵は?

「はは、理恵さん……」

 余計なことを考えそうになる自分を捨て、今は理恵の膣内部を楽しむことにする。
 彼女は甘い嬌声を上げるのを抑えるように口を押さえ、それでもたまに肩をヒクつ
かせていた。

「理恵、我慢してる?」
「ん、だって、隣に聞こえたら大変……じゃん!」

 紀夫は一段と強く腰を突き上げる。彼も爪先立ちになり、彼女の肩を抱く力も強く
していた。

「な、あやん! やだ、ダメ! そんなに強くしちゃ! 声、我慢できないよ〜」

 快感に苛まれ、立っていられなくなった理恵は膝を折り、そのまま床に伏せるよう
な格好になる。

「まって、理恵!」

 それでも紀夫は追撃をやめず、反抗する力を失った理恵の下半身をモノのように扱
うと、硬く今にも射精しそうな分身を彼女の深くねじ込む……。

「う、うわあ!」
「くああん、きゃあん!」

 ゴムの先っぽが彼女のより敏感な部分を付いた時、おそらくはマンション外にまで
聞こえる声を出し、ずいぶん早く絶えた……。

**――**

 午前中は補習授業、午後はお昼を食べてから陸上部の練習。帰り道では軽くキスを
かわして別れた二人。
 セックスもした。一緒にごはんを食べた。練習をした。帰り道でデートもどきをし
た。そしてキスもした。

 ――なのにどうして?

 誰に邪魔されることなく桃色の青春の一日を過ごしたはずなのに、心にぽっかりと
空いた……、むしろ引っかかる気持ちかもしれないが……?

 ――喉渇いたかも。

 マネージャーとはいえ炎天下の元で洗濯物と格闘するのが彼は、練習中はしっかり
水分も補給していた。が、今彼が潤そうとしていたのは別のことかもしれない。
 もちろん、百二十円で潤せるものなど喉以外にないのだが……。


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