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……タイッ!?
【学園物 官能小説】

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……タイッ!? 第四話「暴きタイッ!?」-39

「あはは、キスかあ……あたしももっとこう、ロマンチックな……さ、そういうの…
…あ!」

 美奈子の口から黄色い悲鳴が漏れる。理由は彼女のお尻の筋に紀夫の中指が滑った
から。

「ちょっと君、もうダメだってば……」
「だって、そんなこと言われても……」

 逃げようとする美奈子だが、快楽の残る身体と破瓜の傷が身体に纏わりつき動きを
封じる。

「や、ちょ、ダメ……そんな……あ、また、また入ってきちゃう……」

 今度はハーフパンツごとショーツも脱がし、次いで彼も自分のモノを取り出す。

「先輩。もう一度、もう一度気持ちよくなりましょう」
「や、だめ……だめだってば……お願い……ね? だって、ばれたら……あたし達…
…」
「美奈子!」
「う、うぅ……」

 きつい口調で叱るように言う紀夫に美奈子は身体をビクリと震わせたあと硬直す
る。

「美奈子……」
「うん……わかったよ……」

 続く優しい口調と髪を撫でる仕草に美奈子の心も氷解し、その欲望に屈服する。と
はいえ、それが外側からなのか、それとも内側なのかは判断しきれない。

「でも、ゴムしよ。お願い」
「ダメ?」

 美奈子がポケットから取り出すコンドームを受け取りながら、紀夫はどこか寂しげ
に答える。

「うん。だって、さっきみたいに気持ちよくなりすぎても困るし……。程ほどでね?
 お願い」
「はい……」

 多少の落胆はあるものの、美奈子との情熱的な行為に及べるのであれば我慢も然り
とギンギンに硬くなった逸物を膜で覆う。

「出来た?」

 四つん這いの美奈子は催促するようにお尻を振り、彼を挑発する。

「はい」

 彼女の割れ目は先ほどから渇く間が無いらしく、ぬらりと怪しく濡れていた。
 紀夫は誘われるまま蜜壺に触れ、その少しを自分のモノに塗りたくる。

「ん、なんかやっぱり変……」
「なにが?」
「あたし、オナニーとかあんましないほうだけど、君に触られるとさ、それだけで
いっちゃいそ……」
「そう……なんだ……」

 ――もしかして、先輩と俺って相性がいいとか? でも、さっきはイケなかったし
……やっぱり勘違い?

 自分に都合の良い妄想と笑い、紀夫は然るべき行為へと身体を起こす。


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