投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

超最強嫉妬彼女
【学園物 恋愛小説】

超最強嫉妬彼女の最初へ 超最強嫉妬彼女 33 超最強嫉妬彼女 35 超最強嫉妬彼女の最後へ

超最強嫉妬彼女 後編-14

***

「公也、大丈夫…?」
「……ああ」

俺はよくわからないまま、複数の男に暴行された。

幸い骨折は無かったが、全身を強く殴打されて少し動くだけで体中が痛んだ。


特定できないものの、犯人の目的はわかっていた。


花耶が狙いだ。



あのときのやつらの会話。
彼氏という単語。
花耶のマンションの前で待ち伏せていたこと。

「公也、本当に入院しなくてよかったの?」
「ああ、大丈夫だ」

花耶が危ない。


まあ、いざとなると以前のように、俺は足手まといで花耶一人でも返り討ちにはできると思う。

でも一人は危険過ぎる。

花耶を一人にはしたくない。

とりあえず、このことは花耶に黙っておこう。




***

教室に入ると、花耶と付き合う前のように一瞬の沈黙。その後、喧騒に包まれる。

そりゃあそうだ。

突然、包帯巻いて松葉杖ついたクラスメイトが入ってくりゃあな。

ゆっくりとした足取りで席につく。

「……ふう」
一限目の準備をしながら、これからのことを考えてみた。

間違いなく、やつらは花耶を狙っている。

理由はわからないが、確実に危険だ。

勿論、花耶は簡単にはやられないだろうが、相手は複数な上に武器を持ってやがる。
よくわからなかったが、あれはたぶん金属バットだ。

花耶は得物を持った相手に勝てるのか…

もしやられれば、間違いなく花耶は…


超最強嫉妬彼女の最初へ 超最強嫉妬彼女 33 超最強嫉妬彼女 35 超最強嫉妬彼女の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前