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「レイプ3態」
【レイプ 官能小説】

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「レイプ3態」-1

 レイプ3態  雨の帰り道で


金曜日の夜のことである。
その晩、OLをしている原礼子は会社帰りに、職場の女性の同僚たちと居酒屋に繰り出した。

女ばかりの気の置けない同僚の酒宴ということで、いつになく盛り上がり、
宴会が果てたのは終電にギリギリの時間であった。

会社のあるビジネス街から、礼子が住んでいる町まで、地下鉄と私鉄を乗り継いで小1時間ほどかかる。
彼女は両親と同居していている。
その両親が共働きをしながら、ようやくの思いで手に入れた3LDKのマンションにいっしょに住んでいるからだ。

23歳になる礼子は、
キュートな顔立ちのいまふうの娘だが、
ややおとなしく地味な感じがしないでもない。

その礼子が最終電車で自宅マンションのある最寄り駅に着いたとき、時計は深夜の1時近くを指していた。
その駅で電車を降りたのは数えるほどの乗客で、彼らは駅前の小さなロータリーを思いおもいの方角に散っていき、駅前広場はたちまち無人の広場と化した。

礼子は自宅マンションと駅のあいだを自転車で通っている。
この夜も市営の駐輪場から自分の自転車を引っ張り出すと、それに跨って
マンションに向かった。

ちょうど、その頃からポツリ、ポツリと雨が落ちはじめた。
礼子は天気予報通りの雨に、あらかじめ用意していた傘を差しながらの運転になった。

駅前から真っ直ぐに伸びる道路の両側は、短い商店街になっている。


そのなかにある一軒のコンビニからは明かりが漏れているが、あとはどの
店もシャッターを下ろして静まり返っている。

商店街を抜けて国道を渡ると、そこから先はだらだら登りの坂道になる。
その坂道にかかる頃から、雨の吹き降りが、少し強まって本格的になって
きた。

礼子は坂道を登りはじめて、後ろから1台のバイクが近づいていてくるのに気づいた。
走らせている自転車を心持ち左の路肩に寄せて、バイクをやりすごそうとした。

そのバイクのヘッドライトの光の輪に、
礼子と自転車が入り、
追い越されると思った瞬間のことだ。
バイクがいきなり幅寄せをして、
自転車に接触してきたのだ。

片手に傘を差しているため、
ハンドルを片手で握っていた礼子は、
自転車のバランスを、
大きく崩していた。

「キャーッ!」

礼子の大きな悲鳴と、
自転車ごと横倒しに転がる、
ガチャーンという音が響いた。

礼子は倒れた拍子に腰を強く打ち、重い痛みが腰から臀に広がっている。

自転車に接触したバイクは、
少し先に行って停まり、
フルフェイスのヘルメットをかぶった青年が、
小走りに戻ってくる。


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