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操れるかも! 操られるかも!?
【その他 官能小説】

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操れるかも! 操られるかも!?-32

「……なんか、先輩の手、怖いです」
「なんで?」
「……なんとなく、かな……」
 俺は千佳がそんなことを言ってる間に右腕を背中から胸
の膨らみにそっと移動させる。
「……あ……こんなこと、するし……」
 千佳の小さな乳房を手のひらにすっぽり収めた俺は、乳
首を擦るように少し浮かせて乳房を揉む。
「……あ……ん……」
 千佳がかすかに漏らしている声が俺の頭の中で増幅され
て、大きく反響しているかのように聞こえる。
 乳房を掴む俺の指についつい力が入る。
「!? ……い、痛い……です……」
「あ……ごめん」
「うふふ……謝らなくても、いいです」
「あ、ああ」

 俺は千佳のショーツに手を潜り込ませた。手が触れた薄
い茂みをたたえた盛り上がりは既に熱くなっている。
「……はぁ……んっ……」
 俺は千佳の気持ちが知りたくて、茂みの奥を手の先でそ
うっと探る。
「……あっ……う……」
 手に触れる千佳の股間がもうかなり濡れているのを知る
と、俺は嬉しくなって側にあった突起を柔らかく弄ぶ。
「あ、ひっ……あ、ああっ」
 指先に柔らかくうねる暖かな肉と外へ流れ出ようとする
液体の感触が伝わり、トランクスでは隠せないほどに俺の
股間が力を蓄えてきた。

 俺は千佳の腰から、水分を吸収して透けてきた布切れを
千佳の股間に顔を埋めるようにして下ろしていく。
 その間、千佳は切れぎれの息を吐きながら部室の天井の
一点から視線を動かさずにいる。
 千佳の脚からショーツが抜き取られると、千佳の瞼が静
かに閉じた。俺は千佳の体を膝でまたぐとパンツを脱いで
自らの股間をも露出させる。
 俺は千佳の小さな体の上に自分の体を横たえて、千佳の
顔の横で片肘をつき、もう一方の手で自分のモノを千佳の
入り口へと導く。

「……先輩……」
 千佳の不安そうな顔が目に入る。
「……斉木の力を使えば……たぶん痛さをあまり感じずに
済むけど、どうする?」
 俺の提案に千佳は首を横に振った。
「私……先輩のものになったって証が欲しい。それに……
私の初めての人だって、先輩の心に刻みつけたい……」
「……わかった……でも、どうしても痛いようなら無理に
我慢しないでそう言ってくれ……俺達はこれきりで終わる
ような関係じゃないんだから……」
 俺は千佳の前髪をかきあげ、大きな瞳を見ながら小さな
声で言った。千佳は声を出さず、ただうなずいた。

 俺は先の部分を千佳の中心にしっかり固定すると、ゆっ
くり、ゆっくりと押し広げながら腰を進めていった。
「あ、うあ……う……くっ……」 
 千佳は眉をつり上げ、歯を食いしばっている。
 俺のモノはなおも奥へと進んだところで、侵入を拒むよ
うに閉じられた部分にたどりつく。
 俺は千佳の手を握り、目で合図すると腰を力強くその先
を目指して押し込んだ。
「あっ、ぐうっ、い、痛いっ……いた、い……うぅ」
 千佳が身体中の力で俺にしがみついてくる。
「千佳……やめるか?」
 千佳は奥歯を噛みしめながら大きく横に首を振る。
「やめちゃ、だめっ……私っ、は……大丈夫……」
 俺は千佳の予想以上の決意の固さに、このまま続行する
ことを決断する。
 痛みを感じてぎゅっと締めつけてくる千佳の中を、さら
に腰に力を入れて奥へ奥へと進ませる。
 すると突然強い抵抗が失われ俺のものがさらなる奥へと
掘り進んだ。

「あ……い、あ、あああああぁぁっ!!」
 千佳の叫び声が部室に響きわたった。
 俺のものは千佳の処女の証であった域を貫き、奥の壁ま
で到達していた。
 
 俺の全身はその瞬間歓びを感じて震えていた。


 第10話 おわり


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