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ハニードリッパー
【OL/お姉さん 官能小説】

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ハニードリッパー9-4

何?…
どうしたの?


ステージの袖からリタが走って来てケンちゃんのとこにあったマイクをつかみ取った。



やっぱりファンの子が来てるのか、リタの登場に歓声が上がる。

それはやがて大きな歓声に変わった。

リタとケイジが同時に歌い出した三曲目。


ケイジは曲を間違えたのだ。


バックの演奏が無理やり曲を変更する。

違和感がリタの登場で盛り上がりに変わった。

リハーサルも何もしていないのに同じ曲を一緒に歌うケイジとリタは息がぴったり合っていて、私はまたモヤモヤと嫉妬する。


でも…

仕方ないわよね。

ここは彼らの世界…
面白くないけど、リタはあんなに小さい体でこの大観衆を前に物凄いオーラを噴出していて素敵だった。


あなたが唯一得意とする事は他のどれほどの事ができるより素晴らしいわ…

私は何だか涙が溢れてきた。


それは悔しいという気持ちでなく、ハニードリッパーに素直に感動できたのだと私は知った。


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