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ハニードリッパー
【OL/お姉さん 官能小説】

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ハニードリッパー6-2

ケイジが戻ってきたのは演奏がひとしきり済んだ頃だった。


私が誰にともなく

[ ご飯作りたいんだけど… ]

そう言ったらペンネさんが

[ 飯にするか ]

リュックの中から人数分の缶詰めを取り出した。


お豆の缶詰めとささみ、牛肉、コンビーフ…


兵隊さんかよぉっ!


お湯を沸かしてコーヒーを入れる。

食べてみたら悪くない。
ケンちゃんがリタを起こして缶詰めを差し出したがリタはいらないと言って、また眠ってしまった。


そこへケイジが帰ってきた。

[ どこ行ってたのよ?
みんな演奏終わっちゃったよ ]


走り込みだと言った。


[ 今までそんな事したことないじゃないっ!
それに… ]


破けたジーパンとTシャツ姿でだ。

ライブの前になると走るんだそうだ。


知らなかった…

それにケイジは普段破けたジーパン姿で寝る時はトランクス一枚だった。

他の格好を見た記憶がない。
ジョギングもジーパン姿だった。


[ あのさ…何か作ろうか?
お買い物してきて簡単な食事ならできると思うんだけど ]


私の提案にみんなは明るい顔をしたけど、ケイジが一言。


[ 鍋、ねえよ…皿とかも ]

[ おでん作るような大きなお鍋買ってくれば…
今日はカレーライスにしましょうよ ]


兵隊食に飽きてしまったのだろう。
カレーライスごときでメンバーの顔がパッと明るくなる。


ずいぶん離れた町まで誰が買い物に行くかという話になって、リタが起き上がった。


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