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ハニードリッパー
【OL/お姉さん 官能小説】

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ハニードリッパー6-1

タタタッ、シャーン!

ブンブンブン♪
ギュワーン!


何事かと思わず飛び起きた。

そうだ…私はケイジを追いかけて静岡の合宿所に来ていたのだ。


タッタン、タタタッ!
タッタン、タタタタッ!

ふと、気がついたら生演奏の中に呆然と座る私がいた。


そうなんだ…
セットのちょうど中心に寝床を敷いていたんだった。

さすがにここはバツが悪い…

幼い頃、早朝メタルって番組があってヘビメタな人たちが夜明けから芸能人を叩き起こすテレビを見て笑っていたけれど…

実際自分がされるとなかなか気分が悪いものだった。


そそくさと毛布をかたずけながら。

ケイジは?

手を繋いで眠っていたケイジがいない。


もしやと思ってリタの姿を探した。

見当たらない…

バンドのメンバーたちが刻むリズムが私の胸に響く。



立ち上がってみて、私は胸をなで下ろした。

リタはこの大音響の中でグースカ眠っていたのだ。


しかもいつお化粧を落としたのか、すっぴんのリタって信じられないほど薄い顔をしていた。

私もすっぴんだから人の事は言えないけど、眉もなくまつげもなく…
唇が薄くて鼻は小さい…

リタってこんな顔してたんだ。

床にグラスとウイスキーが転がっているから、さっきまで飲んでいたのかも知れない。


こんな中学生みたいな寝顔を見るとなんだかこの女も憎めない。


ケイジはどこ行ったんだろう?

ケイジのいないまま歌のない演奏を聞きながら簡単にお化粧して、台所に立ってみた。


朝食でも作ってリタと差をつけてやろうと思ったのに何もない。

台所を使った形跡がほとんどないのだ。

困ったなぁ…


… … … …


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