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「大人遊戯」
【その他 官能小説】

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「大人遊戯」-1

・・ちゅ・・ちゅ・・・じゅ・・・れる・・・っちゅ・・
薄暗い照明の中、卑猥な水音が静かに響く。毛足の長い絨毯・・・ダブルのベッド・・・乱れたシーツ・・・・絡み合う二つの裸体・・。
「んぁ・・・は・・・けんいちぃ・・・それ・・いい・・・。」
体をのけぞらせ、黒髪を散らして切なげに喘ぐその姿はまるで清流の若魚のようで。薄くグロスだけ塗った小さな唇が照明を受けて淫靡に光る。すっと通った鼻筋。黒目がちな大きな瞳。娼婦の艶やかさと裏腹にどこか清純そうな瞳の女はまだ少女とも言える年齢ではなかろうか。
「ちゅ・・じゅっ・・・蛍は・・・これが好きだもんな・・。」
その少女の白い足を捕らえ、肩に担ぎ上げて太腿を撫で回しながら秘所の蜜をひた啜る男。どう贔屓目に見ても、少女の父親といってもおかしくない年代のように見える。かなり後退しつつある額に汗を浮べながら蛍と呼んだ少女の割れ目を舐めさすり、蜜を啜り上げる。鼻から下は少女の分泌物に塗れててかっているが、全く気にした様子もなく、口元には恍惚とした笑みすら浮かんでいた。
「ん・・・好き・・・舐めてくれる健一も好きぃ・・・。」
幾度となく繰り返された睦言。それを聞くとどこかで満たされるのを覚えた。甘えたように鼻にかった声を上げて少女が健一の髪をくしゃりとかき混ぜる。もうすぐ達する合図だ。
「む・・じゅる・・・じゅじゅ・・。」
合図を受けて健一の舌の動きが激しくなる。襞の隙間を深く嘗め尽くし、クリトリスの脇を舌で擽ってからその膨らんだ突起を咥え込むと白い裸身が妖しくくねる。同時にどろりと溢れ出るものを感じてにやりと笑みを浮べると、咥え込んだ突起に舌を擦り付けながらぎゅうっとそれを溢れ出る蜜ごと吸い取る。
「あ・・いいの・・いいのおぉぉー・・・・っ!!」
腕の中でびくびくと若い体が弾け、激しく震えると濃度の濃い液体が喉を流れ落ちる。がっくりと力を抜いた白い裸体に満足そうな笑みを浮べると健一はゆっくりと身を起こして激しく喘ぐ胸の先端に口付けた。
「蛍・・可愛いよ・・。」
ぼんやりと男を見上げる少女の呆けたような顔を見ながらサイドテーブルのコンドームを手に取った。若い体・・。それを思うだけでいきり立つというのに思う様貪ってもかまわないという。健一は女の体を舌で味わうのが何より好きだった。羞恥と歓喜に震える肌、堪えようもない悦びに紅潮していく頬。どれもが自分を奮い立たせる。年をとって萎え気味だと思っていたのが嘘のようだった。
「蛍・・・。」
力を失った足を大きく左右に開かせる。クンニだけで数え切れないほどいった体だ。あられもなく開いたそこから綻びてぽってりと紅くなった華が丸見えになる。
あれほどいったのにまだ浅ましく欲しがって・・。
快楽の余韻で震える襞を見ながらそんなことを考える。今度はここに己のペニスを押し込んで思う様蹂躙するのだ。そう考えただけで腰が震えた。コンドームをかぶせたペニスの根元を抑えて柔らかく、それでいて若い硬さを失わないそこに埋没させていく。
「ぁ・・ああ・・ん・・奥まできて・・いいの・・。」
蛍の睦言を恍惚とした表情で聞きながら我慢できなくなって腰を突き動かす。最初こそ年上の余裕を・・などと考えたが、この甘美な身体の前ではそんな余裕など海の藻屑のごとく崩れ去ってしまう。初日でそれを思い知った健一は、まず前戯でじっくり思う様いかせることにしたのだ。
「ぁ・・・あく・・んん・・・はぁうう・・・」
切なげに眉をしならせて蛍が喘ぐ。その小さな唇に食らいつくようにキスをする。出っ張った腹が邪魔をするがそんなもの気にしてはいられない。甘美な唇を貪り、唾液を啜り、余すところなく粘膜を弄り尽くす。唇は第2の性器だと言ったのは誰だったか。それだけで達してしまいそうだった。蛍の首筋に口付けを送りながら第一の絶頂感をやり過ごすと、蛍の少し硬さが残る柔らかい胸に手を伸ばす。大きすぎず小さすぎず。健一の好みの胸の大きさだった。それを揉みしだきながら腰を突き動かすとペニスに絡みつき、吸い付くような襞が更なる快楽を煽る。
・・今出したらもったいない・・。
年のせいか1度出したらなかなか復活できないせいか、一度のセックスを長く楽しむ傾向にあった。
まだ・・まだだ・・・。
自分に言い聞かせて第2の絶頂感をやり過ごすと今度は蛍を獣の態勢に組み敷く。普通に四つんばいじゃつまらない。頭をベッドに押し付けると苦しげに襞が戦慄くのだ。それを楽しみながらペニスで蛍の敏感な個所を突き上げ、アナルにつぷ、と親指を押し込む。
「やあぁあ!だめ、いくうう!」
刹那、蛍がのけぞると突きこんだペニスと指が千切れるかと思うほどに食いしめられ、うねる襞の刺激に晒される。
「く・・うう・・っ。」
しまった・・。そう思ったときには遅かった。健一はコンドームの中が白濁で満たされていくのを感じていた。


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