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官能の城
【女性向け 官能小説】

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官能の城(1)-6

彼女は、この国の王に嫁ぐとき、
前から彼女に仕えていた若い女の従者二人を従え嫁いできていました。

そしてマーガレットのその二人の従者の名前をアンナとジャンヌと言いました。
彼女たち二人は幼いときからマーガレットに仕えておりましたので、
今は丁度良い年頃の女性に成っていました。

しかし二人ともまだ独身ではありましたが、
ひたすら忠実にマーガレットに尽くしておりました。
マーガレットもいつもそんな彼女達を頼りにし、
可愛がっておりました。

そして彼女は、
いつかは、いずれこの二人に相応しい男性を見つけだして、
結婚させて上げたいと思っていたのです。

可愛いアンナとマーガレットは素直でとても可愛い女性でしたが、
周りの男性達は遊ぶには良いのですが結婚となると、
王妃の目が利いているとでも思うのでしょうか、
なかなかそんな彼女達に近づく若者はおりませんでした。

ですからマーガレットとクリスの数々の性と愛の饗宴をしているときでも、
アンナとジャンヌは二人の愛を誰にも邪魔されないように、
慕う王妃様が幸せであれば
私達も幸せと思うような忠実なる王妃様だけの僕だったのです。

そういう訳なので、
マーガレットとクリスが愛を睦み合っている時には、
部屋の内や外で、二人で誰が来ても近づかないように静かに見守っていたのです。

とはいうものの、
やはりクリスの妖しいテクニックにより登り詰めている
マーガレット達の性の光景を、
見せられ妖しい声を聞かされている若い彼女達にとっては、
やるせないほど狂おしい悶々とした時間だったのです。

二人はマーガレットがクリスに抱かれる前には、
王妃の煌びやかに着飾った服を丁寧に脱がせて全裸にし、
優雅な薔薇の花が浮かび、
えも言わぬ素敵な香水入りの浴槽の中に入っている王妃の美しい身体を、
乳房をその透き通ったように白く美しい身体を洗うことに
素直に生き甲斐と喜びを感じておりました。

その後に、
薄いピンクのベールに包まれたマーガレットを
白とピンク色に飾り付けたベッドに誘い、
王妃の合図によって別部屋で待っている彼女の相手のクリスを招き寄せるのでした。

そして、時にはマーガレットとクリスは、
二人が激しく愛し合っている場面を、
幾度ともなくアンナとジャンヌに見せながら、
それを横目にみて更に欲情するということをしていましたので、
二人の若い女性は見せつけられて、
その度に自ら感じてしまい濡れていたのです。

ですから後で自分たちの個室に下がったときなどは二人で抱き合い
その熱い体を慰め合ったものでした。


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