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距離〜佐山から見た視点〜
【青春 恋愛小説】

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距離〜進と義明〜-2

「それもこれも幸ちゃんが原因だわな…。あれっ、ライター着かない。貸して」

「あーはいはい。…しかし幸ちゃんも不器用っつーかなんつーか」

「ありがと。で結局さ、両想いだよな、あの二人」

「間違いないっしょ。でも剛は千華ちゃんと付き合ってるわけだし」

「あん時に周り気にしないで剛が断っておけば今こんなんじゃなかったのにな」

「でも千華ちゃんの根回しハンパなかったじゃん。正直引いたわ…」

「それだけ剛のこと好きなんだよな。あの子の気持ちも分からなくはないんだけど」

「んー…。まぁ後は剛がどうするかだよな。でもその事聞いてもいっつも濁らすしよー…」

「あ、でも昨日美沙ちゃんと順が問いただしたら、言いそうになったらしいぜ」

「マジ!?こりゃ俺らも聞くしかねーっしょ!」

「てかよっちゃん、携帯鳴ってる」

「あ…順だ。はーいもっしもーし、皆のアイドルよっちゃんだよー。うん。あーうん。今から帰ろうと思ってたんだけど。うん…え、マジ!?ちょっと待ってね…。進ー、今順と剛飲んでるらしいんだけど、賢くんも一緒なんだって。どうする?」

「マジ?つか賢はともかくあいつら勉強は…?」

「あ…。もしもーし、ねぇ、勉強は?…うん……はっはっはっ!間違いないな!うんうん。ちょい待ちー。進よ、さっきのは愚問っすよ」

「うん、話ぶりで分かったわ。…んー…よし、行くかー!!」

「うす!もしもーし、俺らも今から行くわ!順の家っしょ?オッケー了解。あ、剛に「この後覚悟しとけよ!」って言っといて…うん…ふふっ。え?まぁそれも後でな。うん。はいはい。はーいじゃねー」

「よし、行きますか」

「行きますか」

「今日は寝れねーぞ…」

「ふっふっふっ…」





翌日、他校である賢以外の全員がテストに泣いたのは言うまでもない。


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