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距離〜佐山から見た視点〜
【青春 恋愛小説】

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距離〜進と義明〜-1

夜の公園にて。
ダンスの練習をしている進と義明。





「今何時?」

「えーっとなー…11時ちょい前」

「おっ、良い時間だな。そろそろ帰りますかーっ」

「だな。明日でテスト終わりだし。最後の晩くらい勉強しねーと…。しかし疲れたなー!!」

「んー。でもこんだけ必死こいてやってる俺らよりも剛の方が上手いってんだから、切ない…」

「だって剛は中坊ん時からやってんだもんよ。そら上手いわ」

「そういや進はさ、同じ中学だったのに剛がダンスやってんの知らんかったのか?」

「全く。いつもつるんでる癖に隠れてやってたんだよなー。俺も高校んなってから知ったし」

「マジか。まぁなんつーか剛はちょいちょい読めねーかんな」

「それがあいつの面白いとこでもあんだけど。でも逆にさ、そのせいで一人でしょい込んでるとこもあんだよなー」

「分かる。そこはちょっと損な性格だよな」

「そうなんだよ。もっと友達を頼りなさいっての」

「…進じゃ頼りねーってわけじゃなくて?」

「はぁ?よっちゃんに言われたかねーって!」

「まぁでもさ、確かにもっと頼ってほしいわな。あいつなりに気を使ってんだろうけど、結局バレバレだしよ」

「そうなんだよ。そこも中坊から進歩してねーの。嘘つくの下手なんだよあいつ。幸ちゃんのことだってさー、そう思わねーか?」

「まぁなー。あの二人はこっちが見てて歯痒くなるし。あ、一回ヤッちまえば話は早くない?」

「あのね、よっちゃんカップルとあの二人を一緒にしないでくれる…」

「なっ…!確かに順番はおかしかったけど、でも俺らはお互い惹かれ合っててだな、それで…」

「はいはいはいはい。それ何回も聞いたし」

「おい!飽きんなよ!」

「飽きるわボケ!でも剛たちの場合はさー、まず最大の障害があるわけじゃん」

「あー…千華ちゃんねー…」

「あの子昔はあんなんじゃなかったんだけどなー…」

「そうなん?俺はもう今の悪いイメージしかねぇから分かんねーけど」

「いやさ、剛と付き合った時のあの大胆な「校門でハグ&キス事変」で確かにあの子の株はめっちゃ下がったけどさ、でも中学ん時なんかめちゃくちゃ控えめだったし、すげー空気読める子だったんだよ」

「想像つかねー…」

「まぁ無理も無いわな…。でも高校入ってからいきなり変わったよ。剛のこと気にしだしてから特にさ」

「恋っておっかねーよなー。今だってさ、一年くらい付き合ってんのに妬きまくってるらしいじゃん。周りにも剛のこと聞きまくってるって噂だぜ…」


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