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『滝くんの愛読書』
【学園物 官能小説】

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『滝くんの愛読書』-5

「すごい濡れるんだね」
「恥ずかしい…っあ!!」

滝君の指が再びそこに触れる。

「お、お願い…指入れて?」
滝君の首に手を回しながら私はそうお願いした。

「うん…」

つぷっと中に指が差し込まれる。

「あっ!あああーっ!!」

私は自分でもびっくりするくらい感じてそれだけでいってしまった。滝君の首に手を回してぎゅっとしがみつき、がくがくする足でなんとか体を支える。

「うわ…すごい絞まる…それにものすごく熱い…」

指が二本に増やされてゆっくり動かされる。

「ふあああっ!!なんかすごいよ…こんな…気持ちいいの初めて…あああっ!そんな速く動かしちゃ…んううっ!!や…またいく…いく…」
「やだ…もう止めて…おかしくなっちゃうよぉ!!いく…いく…あああああーっ!!」

何回絶頂に達したか分からない。おそらくこういうことが初めての滝君は限度というものを知らないようで…。私の愛液が滝君の執拗な指の動きによって飛び散り、足下の草の葉に落ちてぱたぱたと音を立てた。

「ね…もう…はぁ…限界なの…滝君の入れて…」

息も絶え絶えになった私は滝君の耳元でそう囁いた。

「でも俺そんな用意持ってないから…」

(あ…気にしてくれるんだ)

「私…持ってる」

私はそういうとブレザーのポケットの中から財布を取り出し、その中に入っていたコンドームを取り出した。
それを見て滝君が目を丸くする。

「佐々山さん…いつもこんなの持ち歩いてるの?やっぱり…」
「痴女じゃありません!コンドームをお財布に入れてるとお金が溜まるとかいう噂を聞いたから…」
「ふーん…」

(絶対信用してない…)

滝君は興味なさそうに相槌を打つと、いきり立ったそれを取り出して何とかコンドームを装着した。

(これ…入っちゃうんだ)

想像しただけで私のそこはさらに愛液をとろとろと溢れさせる。

「いい?」
「うん…」

私は滝君が挿入しやすいように後ろ向きになり、お尻を突出した。

「わ…この格好すごいな…全部見えちゃうよ…」
「やだ…言わないで…ね、早く…私もう…」

くちゅり、と音がして滝君のものが潤んだそこに押し当てられる。

「あぁ…」

思わず溜息をもらしてしまう。でもそれはバスの中でついていた溜息とは全く違うものだ。
滝君はなかなか挿入してくれない。私の興奮を煽るように、焦らすようにくちゅくちゅとそれをスライドさせる。熱い先端部分が私の一番敏感なところを擦り上げ、切ないくらいの快感がこみ上げて来た。


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