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『滝くんの愛読書』
【学園物 官能小説】

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『滝くんの愛読書』-2

「え?あ…あの…あたしは隣りのクラスの…佐々山こゆき…です」
「はい…あっ!」

私の目が膝の上の文庫本に注がれているのに気付き、滝君が慌ててそれを鞄に投げ込んだ。

「今読んでたのって…」
「いや…その…これは…」

しどろもどろになっている滝君の姿を見て私はあることを思いついた。

(これはもしかしたらチャンスかも!)

「…滝君てこの前の中間テスト一位だったって本当ですか?」
「本当だけど…」

いきなりの私の不躾な質問に滝君が怪訝な顔をする。

「あの…今見た事誰にも言わないから…お願いです!私に数学教えて下さいっ!!」
「ええ?」
「お願いします!」
「いや…そんなこと急に言われても…」

私は席を立ち上がり滝君の隣りに座った。

「な、何?うわっ!!」
「教えてくれるなら私なんでもします!」
「ちょ…ちょ待って!」
「失礼します!」
「わ…わーっ!」

じたばたする滝君を押さえ込んで私はベルトを外してファスナーを下ろし、勃起したそれをむき出しにした。

「嘘だろ!ちょ本当に…」

(わ…結構おっきい…)

「んあ…」

ちゅぷっ…

「う…ああっ…!」

ひくひくしていたそれを口に含むと、滝君は一瞬抵抗を止めて声を漏らした。

「ん…んふ…」

私はそのまま頭をゆっくりと上下にスライドさせ始めた。

「ううっ!は…佐々山さん…ちょっと待って…!落ち着い…ああっ!」

口を離して右手でそれを包み素早く上下させる。滝君の息が荒くなり顔が赤くなってきた。それは差し込む夕日のせいだけではないようだった。

「や、やばい…もう出そう…」
「いいよ…全部出して…」

私はもう一度それを口に含むと先端を舌先でちろちろと舐めながら、右手の動きを更に速めた。

「あっ…うああっ!いく…っ!」

どぷっ!!

大量の液体が口の中に流れ込んで来た時、私は本当にそんな音が聞こえたような気がした。滝君のそれは何度も痙攣し、その度に温いものを吐き出した。

「ん…こくっ…」

全てを飲み干して口を離すと滝君はシートにぐったりと体を預けた。

「君は…一体…」
「あの、どうでした?」

必死で見つめる私から視線を外して、息を調えた滝君は一言いった。

「…とりあえず次降りようか」


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