投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

高校生の心理学
【フェチ/マニア 官能小説】

高校生の心理学の最初へ 高校生の心理学 1 高校生の心理学 3 高校生の心理学の最後へ

高校生の心理学-2

「おばさん、リナが遅いんですけど」
 ダメよ! いま入ってきちゃ。そう思った瞬間、居間のドアが開いた。私は心臓が凍りそうになった。ソファの肘の上には私のお尻が乗ったまま。母は左手で私の背中を押さえつけて、右手にはパドルを持っている。母も一瞬、私のお尻を叩く手を止めた。
「ちょっと待っててね。リナもすぐ行くから」
 母は優しい口調で友達に言った。ところが次の瞬間だった。母はまた私の背中を力を込めて押さえつけると、何事もなかったかのように、パドルで私のお尻を叩き始めたのだ。バシッ! 手加減も何もなかった。ドアの方にチラッと眼をやると、2人の友達は金縛りに遭ったように立ちすくんでいる。私は顔が真っ赤になりそうだった。バシッ! 友達は見てはいけないものを見てしまったかのように、2階に黙って駆け上がっていった。バシッ! ママの意地悪。バシッ!……。
 やっとお仕置きが終わった。私はお尻を手のひらでさすりながら、友達の待つ2階に戻った。

「リナ、高校生になってまでお尻叩き? 普通ありえないっしょ!」
「ちょっと、恥ずかしくない? てか、おかしくない?」
「母はハーフでオーストラリア育ちだからずっとこんなお仕置きされて育ってるしさ、あたしも妹も幼稚園からだからこんなもんかと。でも高校生がお尻叩かれるって変だよね」
 私は2人の顔を見て言った。
「あたしも小学生のときはやられたよ。何度も言うこときかないと。『お尻出しなさい!』とか腕まくりされて。イヤだったなあ」
「まあね、7つか8つくらいの頃逃げ回って謝った記憶はあるな。竹の物差しとか。でも小さい子にするお仕置きじゃん。リナ、イヤじゃないの?」
「イヤだけど、でもあたしが悪さしたんだし」
 私は俯いて小さな声で答えた。
「リナが納得してるんならいいけどさ。まあ、リナんちのルールなんだろうし」
「うん。リナのお母さん、いいお母さんだよ。ちょっと厳しいけど」
「他人事だと思って」
「だってリナ、さっきあたしが悪さしたんだって言ったじゃん」

 今日はこれから体育の時間。昨日はまた門限破りで厳しいお仕置きを母に受けたばかりだ。股の上の方までパドルの跡が残ってるかも。何とか短パンでお仕置きの跡は隠すことができた。でも動くとお尻が痛い。 
 特に体をひねると、叩かれた横のあたりに痛みが走った。
「痛っ」
「リナ、どうした? あっ、またお母さんにやられたんでしょ?」
 この間、うちに遊びに来た友達だ。
「そんな大きな声で言わないでよ」
「大丈夫だよ、あたしたちしか知らないんだから」
「あのさ、体を急に動かすとさ、お尻が痛くなって」
「あたしに言われてもなあ。もうちょっとお母さんに叱られないようにうまくやんなよ」
「うん」
「リナはやっぱ幼いとこあるんだよ。もっと上手に謝るとか、叩かれなくても済むようなやり方があるんじゃない?」
「あたし、自分でもそう思う。いつもお尻叩かれてから反省してるんだもん」
「もう、リナは」
 友達はふざけて私のお尻を叩く真似をした。私には友達が一瞬自分の姉のように思えた。


高校生の心理学の最初へ 高校生の心理学 1 高校生の心理学 3 高校生の心理学の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前