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甘い唇
【OL/お姉さん 官能小説】

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甘い唇-2

[ どう?私の味… ]

[ うん…やっぱ、ちょっと軽いかな… ]

[ 軽い女で悪かったわね ]

私は笑いながら返した。

[ さとみの話じゃねぇよ ]

[ あら、間接キスの味を聞いたのよ ]

[ うん…甘いかな ]

私は大笑いしてみせた。
ユウキって普通なんだけど、どこか間が抜けてるというかリアクションが面白い男なのだ。


[ それにしても長いね ]

ひとしきり笑ったらユウキがぽつりと呟いた。

[ あんたね、まだまだこんなもんじゃないわよ ]

[ 悪いね、今度はさとみの番だな ]

[ 私?…
私はまだまだ結婚なんかしないわよ
軽い女ですもの… ]

[ まだ言ってる… ]

[ あら?試してみる?
唇はもっと甘いわ ]

そう言って唇に指をあててまた笑った。

ユウキも笑っていたが少し恥ずかしそうにしていた。
ここで恥ずかしい顔されたら言った私が恥ずかしくなってしまう…

それからしばらく私たちは他愛もない会話をポツリポツリとしていたがユウキは立ち上がるとテーブルを回って私の後ろに立ち、肩を揉みながら言った。

[ 俺…ちょっとコンビニでも探してくるわ…
さとみの煙草、何だっけ? ]

[ あぁんっ…気持ちいい…
私の唇でも吸う? ]

本気にするとは思わなかったが、これで空かされても私としてはまた恥ずかしい。
ユウキは顔を寄せて私の唇を吸い始めた。

せっかくだから園子の男でもごちそうになっちゃえと思って私はユウキの髪を引き寄せる。

ガタンと椅子を倒して立ち上がり、私たちは激しいほど抱き合った。

何か言おうとしたけれど、何も見つからない…

ユウキは椅子を起こして座ると、膝の上に私を横抱きにする。

[ いい男なのに…
結婚しちゃうんだ… ]

ユウキに顔を寄せてシャツのボタンをいじりながら囁いてみせた。
私たちはまた唇を合わせ…
互いに交わり合うかのように唇をつけたまま顔を動かした。

ユウキの手…
シャツの裾から忍び込んで私の胸の中でブラを跳ね上げてのた打ちまわる。


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