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今夜、七星で Yuusuke's Time
【OL/お姉さん 官能小説】

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今夜、七星で Yuusuke’s Time <COUNT2>-1

翌朝、独り寝のベッドで9時には目覚めた。
点滅する携帯はメールの受信を知らせ、晴れ上がって清らかな朝から喧しい。



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受信トレイ
DATE:20XX/11/15
FROM:komatuba@……co.jp
SUB:椿です
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どこに行けばいいですか




「椿……。ああ」

寝ぼけた頭を活性化させるために煙草に火を点ける。メンソールのキツイ煙を吸い込み、一息で吐くと昨夜の話を思い出した。


『一発ヤらせてくれたら言わない』
『次の金曜までに決意固めて下さいよ』


そうそう、腹が立ってからかっただけ、だったんだけど。
そんなに切羽詰まっていたのか?
来週の金曜までって言ってたのに、翌日かよ。

溜息と共にベッドへ深く沈み、携帯をカチカチと弄る。仰向けになり、天井に煙を吐きながらどう返信しようかと考える。
土曜の今日、予定は特に入ってない。
夜、七星に行くまでは、一日中ベースを掻き鳴らそうと思っていた。
パソコンに送られていたラフの楽曲をアレンジして、来月バックミュージシャンの仕事があるから練習もしなくてはならないし。

椿さんは仕事かな。
いや、樹里さんと同じ会社なら土日は休みなはず。
そういえば樹里さん、昨日どうしたかな。
八代さんからも、樹里さんからも連絡はない。確かに、マメに連絡をよこす人たちではないが。
疎外感?
俺だって結構気にするんだけどな。

「はぁ……」


溜息を吐きながらメールを作る。
別に八代さんとどうなろうが関係ないけど、約束を裏切られたようで腹が立つ。
帰る、って言葉も。
俺が送る、って言葉も。
それを断わらなかった樹里さんとか、送るって言い出した八代さんが、俺の知らない所で繋がっているようで。
まあ、椿サンをからかおうとしている俺が言えた義理じゃあないけどさ。

カチカチ……カチカチカチカチ……

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送信トレイ
DATE:20XX/11/15
TO:椿サン
SUB:Re:
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今夜、七星で。
11時には終わらせるから


自棄になってるわけじゃないけど、このもやもやした気持ちを解消したかった。


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