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「午後の人妻 童貞嫐り」
【熟女/人妻 官能小説】

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「午後の人妻 童貞嫐りB」-8

約束ができたことで、ふたりはまた左と右に分かれ、それぞれの家路に向かった。

由子はずっと重石のようになっていたものが肩から降ろされ、ずいぶん身軽になった気分である。

これで念願だった童貞少年と、
ベッドをともにできる。
そう思うと胸がワクワクと高鳴り、
背筋のあたりをゾクゾクとした震えが走った。

これもあのスキンシップが功を奏したと思うと嬉しかった。

由子は勢いよく自転車に跨ると、県道を走らせた。

左右のペダルを漕ぐたびに、
サドルに擦れるクリットやラビアが、
いつになく刺激されて快感を生む。
ラブジュースが少ししどって、
下着を濡らしていたが、
それもいつにないめずらしいことであった。


それから亨とのデートの日まで、由子は時の進み具合の遅々たる様に、イライラしたときをすごした。
これまでの人生で、たったの2日間がこれほど長く感じられたことはない。

その時の遅い進み具合にイライラしながらも、一方で亨との交情の様子を思い描いては胸を躍らせてもいた。

女の裸身を見たことのない童貞少年は、
私の裸を見てどんな反応をするのだろう。
それにフェラチオをしてあげたら、
あるいは肉を繋ぎ合ったら、


いったいどんな表情で反応するのだろう。

そんなことを想像すると、ひとりでに笑みがこぼれ、胸がワクワクと躍るのであった。

また、それとは裏腹に心配ごともあった。

果たして、亨とのデートまでの2日間、夫に気づかれずにいられるのかという心配である。

由子は人より強い心臓をしているわけでも、
太い神経をしているわけでもなかった。
どちらかといえば弱く細いほうである。
そんな自分が夫の前で平静に振る舞って、
気づかれずにいられるのかという不安であった。

夫に秘密をもって、平静な心で振る舞うというのは案外にむずかしい。
はしゃぎすぎてもいけないし、暗く沈みすぎてもいけないのだ。

ただ、幸いにというか、夫は普段から由子の動向に、あまり関心を寄せていなかった。

彼女が髪型を変えても、
新しい洋服を買っても、
ほとんど気づくことがなかった。
それに自分の妻が、
浮気や不倫をしようなどとは、
露ほども疑っていないようでもあった。

このときの2日間、夫婦はいつも通りの淡々とした日を送った。


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