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SFな彼女
【SF 官能小説】

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SFな彼女 -Sweet Face編--5

「――ッ」
俺は榊のタイツの中に手を入れると、下着の上から湿り気を帯びたそこに指を這わせた。
「あんッ!」
榊が声を上げ、俺の服を掴む。
しがみつく榊が可愛くて、俺は微かに笑みを浮かべると、少しずつ手を動かしていった。
ショーツの上から指先で秘所を何度もなぞる。指を往復させる度に榊の身体は震え、ショーツは濡れていった。
強くなぞれば既に水音が聞こえる。
「ん、あッ! あッ……やッ」
留守になった左手でつ、と首筋をなぞる。
荒く息を吐いて、榊が首を横に振った。
「ダメ……ッ」
俺は小さく笑って、髪をかき上げながら耳朶を甘噛みした。
「――ッ!!」
更に首を横に振りながら喘ぐ榊に、俺は興奮した。
困ったようなその表情が何ともいえず色っぽくて。
とことんいじめてやりたくて。
俺はショーツを横にずらし、脇から指を差し入れた。
「んんッ……ひッ……ああ!」
くぷ、という水音。少し動かしただけでくちゅくちゅと淫猥な音が立った。
同時に榊が切ない声を上げる。
「ダ、ダメッ……んッ、そんな……ッ」
愛液で腿に張り付いたタイツを膝の上まで脱がし、下着はそのままに秘所を弄ぶ。
指を二本に増やして中を引っ掻くように動かせば、榊が喉をのけ反らせた。
「ふぅ……んんッ!」
必死に俺にしがみつき、時折気持ちいいかと問えば、榊はかくかくと首を縦に振る。
そんな素直な反応は、いつものこいつからは到底想像できない。
何つーか、本当に――何でお前がそんなに可愛いんだよ!
「ひ……ッ!?」
親指の腹で陰核をぐいと押してやると、榊の濡れた唇から甲高い声が零れた。
「ひゃ、やあああ!!」
がくがくと膝が笑っているところを見ると、限界も近いようだ。
俺は二本の指をクロスさせてぐりぐりと抉るように榊の中を突いた。
時折上の方を引っ掻くようにしたり、陰核を嬲りながら。
「も、もう……ッ、イッちゃ……やああぁッ!」
「……イッた?」
「や……はあッ……はあッ……」
達したのか、がくり、と全身の力が抜けたように膝から落ちる榊。
俺はその身体を支えてやりながら、抱き寄せ、再び唇を貪った。
「あむ……んぅ、んんッ」
舌を絡め右手は秘所を弄ったまま、左手で榊の上を捲り上げる。
ブラを押し上げ、柔らかな双丘を揉みしだいた。
「はんッ……」

胸の突起を摘み引っ張ると、身を捩り快楽に喘ぐ榊。
俺は堪らず榊の唇を貪りながら、ジーンズのポケットを探る。
(あった)
あの時に穿いて以来、ずっとベッドの隅に放置していたジーンズ。何気なしにこれを着てきたが、ポケットの中にはあの時のまま、ゴムが突っ込んであった。
ずぼらな性格が幸いしたな。
俺はそれを取り出し、口で封を切る。
「榊……」
そっと頬に触れ、勃たせた自分のものを榊のそこへとあてがう。
タイツもショーツも片方だけ脱がさせて、俺は榊の右足を抱え上げた。
「や……」
顔を背ける榊の顎を捉え、俺はにやりと笑う。
「今更、恥ずかしがんな」
言って一気に榊の中へと挿入した。
「ひッ……ひああぁッ!」
喉を思い切り仰け反らせる榊。
服の上からでも痛いほどに俺の背に爪を立てる。
俺は榊を壁に押しつけ、がむしゃらに突き上げた。


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