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鎮魂
【SM 官能小説】

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鎮魂(その1)-3

 欲しい…もっと、もっと欲しいわ…



 私は、あの人の性器に顔を埋めるように、そのペニスをまさぐる…

そして、優しい硬さをもったあの人のペニスを私は唇に含む…私の口の中の唾液を求めるように、
そのペニスは内側の頬をくすぐりながら喉咽の奥深く挿入されてくる。


私の絡まる舌の中で、あの人の性器がしだいに膨らみ、肉色を帯び、潤みを増していくのだ。

私は腰を卑猥に振り、体をくねらせ、陶酔しきったようにあの人の肉棒に舌を這わせ咽喉を喘が
せながら愛撫を繰り返す。やがて口の中に含んだ冷たい肉棒を激しく唇でしごくと、あの人の
ものがしだいに熱を帯びてくる。私はその甘い息苦しさにしだいに胸の動悸が激しくなってくる
のだった。


唇の端から、涎が雫のように滴る。彼の肉棒の蠢きに翻弄されるように私は唇でその亀頭を激し
く舐めあげる。そしてあの人の睾丸が垂れ袋の中でぐっと収縮したかと思うと、あの人はその体
を一瞬ぶるっと震わせたように、私の口の中に白濁のしぶきを注ぎ込んできた…。


 私は喉を鳴らし、その白濁液を呑み干した。生あたたかい甘い液が口の中に広がる…




 どれくらいの時間が経ったのだろうか…。

私は体を悶えながら、そのペニスをしゃぶり尽くし、陰部に咥え、迸る嗚咽をその広間の淡い暗
闇の中で洩らし続けていた。それは私にとって罪を犯す至福の時間だった。 





 いや、離れないで…


私はあの人に何かを叫んでいた。あの人は私から離れようとした。私は窪みが怖いのだ…
どこまでも空洞の膣の窪み…ぞっとするような私の中の空洞が…。
あの人は、冷たい石床に押し倒した私の体の漆黒の陰部を舐めまわす。その瞳の中に青い空が見
える。



 突然、あの人の艶やかな水銀色の白髪が、無数の毒蛇に蠢きに変わる。



 誰なの… 一体、あなたは誰なの…私は恐怖に震えながら叫んだ。



 違うわ…この男は、あの人ではない…



その男の頭髪の毒蛇の赤い舌が伸びてくると、私の肌を撫で始めた。まるで私の魂がえぐられよ
うに体の淫汁が流れ出す。私はその男の頭から伸びてくる無数の蛇のざらりとした舌に乳首をな
ぞられ、放心するかのように淡い微睡みをおぼえる。

その蛇に陰部の薄い襞を剥ぎとられる淫靡な快感…私の体をどこか濃密な時間が流れていくよう
だった…。

やがて私はその男の無数の蛇に呑み込まれ、その男のすべてを受け入れるのだ。
そして蛇によって裂かれた股間の繁み中で、砂になった男のペニスが私の淫毛に絡まり、秘裂の
淫洞を埋め尽くす…。


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