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【私のビョーキ】
【ショタ 官能小説】

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【私のビョーキ】-3

「でも、美雪は?」

「美雪さんでしょ?」

「だって、さんなんて恥ずかしいよ。だから美雪」

「ダメ、さんをつけなさい」

「いいじゃん、仲間だろ?」

「仲間?」

 なるほど、確かに学校をサボってる仲間だ。
 そう思うとこの生意気なガキンチョに急に親近感を覚える。

「じゃあさ、美雪だからユッキーな」

「ユッキー? ふーん。ガキ臭いけど、まあいいわ。それじゃあ秋雄はアッキーね」

「だっせーの。でも、ユッキーがそういうならそれでいいよ」

 彼は土埃の着いた頬にえくぼを作ると、にぃっと笑って私の手を引いてくれた。

 なんだかとてもおかしい。
 受験を前にして、なんで年下の男の子と公園で遊んでいるの?
 滑り台をすべり、スカートを気にしてジャングルジムに登ってみたりしてさ、ばっかみたい……。

 けど、楽しいな。
 だって、アッキーはこの町で初めて出来た友達だもん。


 夕日が沈む頃、私は渋るアッキーをなだめてから家路についた。
 代わりに彼とはまた明日遊ぶ約束をした。ただし、私も学校に行くし、彼もちゃんと学校に行くこと。
 そう約束して。

***−−−***

 家に帰ると母がかんかんに怒っていた。
 学校の先生から電話があったのよ。今までどこにいたの。今年は受験なのよ。遊んでちゃだめでしょ……。

 ただ、母も私がどうして学校に行きたがらないのか知っており、それほど強くは言ってこない。
 昼間のことは正直に話してもいいけど、私は適当にウソをついた。
 アッキーのことは私だけが知っていればいいのだし。

***−−−***

 学校では相変わらず一人ぼっち。休み時間は昨日の授業の内容を質問しにいくことでなんとか潰したし、体育の授業のペアを組んでのストレッチは生理を理由にサボった。
 授業中、特に受験に関係のない実技科目のときは、皆版書にかこつけて内職をしている。
 そんなにしてまでいい高校に入りたいのかしらと首をかしげる私は、実はスポーツ推薦を狙っていたりする。
 前の中学の時の成績も私の勲章。全国にいけるほどの実力を持った中学のスタメンレギュラーであった事実は内申書にしっかり書いてもらってきたし、県内にはバスケの強い学校がいくつもある。
 だから平気。っていうか、私以外にもそういう人いるみたいで、たまに大あくびして起こられているのはきっとスポーツ馬鹿ね。
 まあ、ひとまず内申書に傷をつけないように、適当にこなさないといけないし、あんまりサボらないようにしないとね。
 それに、アッキーと約束したんだしさ……。


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