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「深夜の病室」
【制服 官能小説】

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「懊悩の果て」-5

「じゃあね、別所さん。また後で」

舞を置いて行きかけた露木はふと気が付いて舞の側に戻ると涙の跡を舐め上げる。

「ふふっ。ちょっとしょっぱいや」

ドアを閉めて教室に戻る露木の背中に5時間目の終了を告げるチャイムが鳴り響いていた。

「すいません。具合が悪くて遅れました」

舞が教室に戻ってきたのは、6時間目も半分過ぎた時だった。

確かに顔も赤いし、目も潤んでいる。
それに若干、前かがみで歩いていたため、無理をせずに早退しても良いと教員は声を掛けたが、舞は帰ろうとはしなかった。

しかし、下着がないことが落ち着かないのだろう。
始終もぞもぞしては周囲の様子を窺っているのが、露木の目には滑稽に思えた。
そっとポケットに手を入れて舞の下着に触れる。
それは、先程の名残を示すかのように、まだしっとりと湿っていた。


授業が終わると、案の定舞は、露木の側へと寄ってきた。

「ね、私の下着返して!」

他のクラスメイトには聞こえないような小さな声である。

「んっ!?何?聞こえないなぁ」

露木がワザと耳に手を当てると舞はキュッと睨みつけてきた。

「今ここで広げて返してもいいわけ?」

少しムッとした露木が言い返すと、舞は忽ち泣き出しそうな顔になる。

「まぁ、いいや。別所さんには見せたいものもあるし、放課後話をしようよ」

舞は不服であったが、主導権は露木が握っている。

スースーする風を下半身に浴びながら、舞は泣きそうな気持ちで掃除と帰りのホームルームを終えた。

いつ、誰かにバレるんじゃないかと思うと舞は、気が気ではなかった。
擦れ違う人の目が、下着を着けていない自分の痴態を透視しているかのようで嫌な汗が背中を伝う。
ようやく露木と二人きりになれた時は、逆にホッとしてしまったくらいである。
しかし、舞に救いは訪れなかった。

「ね、お願いだから返して」

舞は、この日、何度目かになる懇願をした。

「だから、ボクは知らないって。ボクが教室に帰った後でキモチ良くなった別所さんが、自分でその辺りに脱ぎ捨てたんじゃないの?」

この件に関しては、露木はあくまでもシラを切り通す気である。

「ううん。そんなことない。私、あの後ちゃんと捜したもの。それに、さっき返してくれるって言ったじゃない」

舞もかなり必死である。


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