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僕とあたしの夏の事件慕?
【幼馴染 官能小説】

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僕とあたしの夏の事件慕? 最終話 「あたしの事件慕」-9

◇――香川澪――◇

 真琴はあたしを頼りなく抱きしめ、ゆっくりと『あたし』を侵し始める。

 股間から伝わる身を裂く痛みにあてがわれた指先を遠慮なく噛む。
 結構痛いけど耐えられないほどでもない。
 準備が整っていたから? それとも真琴が優しく髪を撫でてくれるから?

「澪……痛くない?」

「これぐらい平気……けど、……んふぅ、ひぅっ……」

 腰に力を感じる。まだ痛い。それでも強がるのはいくら処女でも年上として弱っているところを見せるのが癪だから。

「ん、だ……や、んぁ、でも、ちょっとだけ……かも……」

 カリ首が膣内を問答無用でえぐるのに快感をくれず、つい弱音を吐く。
 そして、それをきっかけに、我慢していた言葉が飛び出す。

「ねぇ真琴……ごめんね、やっぱり痛いよ……痛いから、ちょっと待って……」

 不意にほっぺたにキスされる。続いて鼻にキス、耳を噛んで息を吹きかけて、さらに髪にまでキスする始末。犬じゃないんだからとおかしくなるけど……、あたしはなんだか嬉しくなった。

「澪、そんなに痛い……ゴメン、僕もそんなに慣れてなくて……」

 真琴はあたしを女にしてくれる。今の真琴にならしてもらいし、だから、身体を裂く痛みも我慢したくなる。

「うん……」

「澪……」

「なに……」

「好きだよ……」

 真顔で言い放つ真琴にあたしのほうが照れてしまう。

「澪は?」

「あたしだって真琴が好き」

 口にすると、一気に体が熱くなる。だからいいたくなかった。

「嬉しいよ、澪……」

 またキスされた。唇に何度も。真琴はキス魔だ。

「はむぅ……ん、ちゅ……んふぅ……はぁ……や、ダメだよぉ、キスばっかり……」

 いやらしい音のするエッチな行為としてのキスを交わすと、痛みとは違うあの感覚が戻ってくる。あたしの処女膜を破ったオチ○チンが膣壁を愛撫する度に、体がとろけていく錯覚に陥るのだ。
 もう一度唇と舌先での交歓を果たすと、真琴は身体を少し震わせた。その振動はあたしの身体に倍以上の振動を与える。そして快感も……。


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