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僕とあたしの夏の事件慕?
【幼馴染 官能小説】

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僕とあたしの夏の事件慕? 最終話 「あたしの事件慕」-6

◆――葉月真琴――◆

 窓は閉められており、冷房も無い。
 よく見ると、美緒の顔には玉のような汗が浮かんでいた。
 今の僕にはそれが甘く実った、真夏の果実のように思える。
 たまらず澪を抱き寄せ、その蜜を吸う。
 やっぱりショッパイや……。
 でも、澪の匂いがする。ふわっとして、甘くて、すっぱくて……チーズケーキのような大好きな澪の匂い。

「あたしの汗なんか美味しいの?」

「うん」

 本当はそんなことない。けど、中毒作用のある不思議な甘露水。

「あたしもいい?」

 気付くと澪の舌が僕の首筋を丁寧に舐めている。髭は剃ってきたから舌触りは悪くないと思うけど。

「ウソツキ……真琴の美味しくないよ?」

 それでも僕を味わうのをやめようとしない澪の舌。僕は強引に舌を奪い、再会を果たす。

「はむぅ、ちゅっ、あん……さっきから真琴、キス上手なの……どうして……」

「澪のことが好きだから……」

 経験済みだからなんて言えない。

 続いて、頼りないキャミソール越しに胸を触ると目が合った。大きく見開かれた目には、戸惑いが見える。
 覚悟しているとはいえ、澪には初めてのこと。頭の中じゃ、きっと恥ずかしさとか、そういうのでいっぱいなのかな?
 身体を起こし、キャミソールを脱がせると、ちいさなふくらみの真ん中に、かわいらしいピンクの突起が見える。

「これからなんだから……」

 少し怒ったように僕を見下ろす澪。

「充分魅力的だよ……」

「バカ……」

 本当は大きい方が好きなんだけど、それを言ったら爪を立てられるかもしれない。
だから今は固さのあるパイ生地を伸ばすように揉み解す。

「ふぁ、うぁ、わわぁ、なんか不思議……」

 気の抜けるような声を上げる澪に、少し笑ってしまうけど、それでも徐々に高くなる声は、既に普段と違う感情が込められている。

「や、やめてよ、くすぐったいわ……」

 声が途切れ、擦れている。

 手を離すと澪は逆に不満そうな顔で僕を見る。やめてもらいたくないくせに……
やっぱり澪は強がりだ。僕は強引に澪の足を開き、水色の縞模様のショーツに顔を埋める。

「ちょっと、真琴、いきなりなんて……」

 鼻の頭に湿った感触をくれたショーツ。その窪んだ部分に舌を這わせると、布越しにも関わらず澪はびくりと身体を震わせる。


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