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14's CHOCOLATE
【コメディ 恋愛小説】

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Cure's CHOCOLATE-4

「そのすぐ後哲希が告白してくれて付き合ったんだけど」

「ちょっと待ってください」

「ん?」

それじゃおかしいことがある。

「哲希のことは好きじゃなかったの?」

「好きだったよ。その人ほどではなかったけど」

「それなのに付き合ったの?」

「うん、付き合ってくうちに好きになるもんでしょ?」

「そうなんですか…」

「それでね、私が中三の頃かなぁ。そのフラれた人から告白されたの。不思議だよね、無くなったと思った気持ちがまた大きくなりだしたんだから」

静香さんの糸はまた繋がった。その代わり哲希の糸が切れちゃったんだ。
心のモヤモヤがまた少し大きくなった気がした。

「哲希には悪かったけど、やっぱり私その人と一緒にいたかったから…」

「今は?今も一緒にいますか?」

アタシがそう聞くと、静香さんはフルフルと首を振った。

「今はまた別の人」

何で?とは聞いちゃいけない。それは静香さんの事情で、アタシとも今回の話とも関係無いから。

「哲希は…静香さんと別れたこと辛かったんです。当時のことをアタシはよく知らないけど、本当に哲希は静香さんを大好きだったと思います」

アタシ何言ってんだろ。アタシの中のモヤモヤが言葉になって、アタシの口から吐き出されていく。

「うん、そうだったね」

「じゃあどうして、哲希を傷付けたんですか?」

「…やっぱり諦めたくなかったの、哲希を傷付けてもいいから私はその人のとこにいきたかった」

体の奥がカッと熱くなった。

「そんなの、勝手です!哲希の気持ちは考えてあげなかったんですか?」

今でも哲希の傷は治ってないのに。

「だって、こんな気持ちのまま付き合ってたってお互い傷付くだけじゃない…」

静香さんが下唇を噛んで顔をしかめた。
アタシ…言い過ぎちゃったかも…。
思ったまんま静香さんにぶつけて、傷付けた…?

「そのおかげって言ったらおかしいけど」

静香さんは顔を上げて目を細めた。

「…哲希は私に付けられた傷を癒してくれる人を見つけた。しかも、私以上の存在になれる子」


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