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プリズム
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プリズム3 琢也陥落-5

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「琢也。どうしたの、おかしいわよ?」
エリカが心配そうに琢也を見上げる。

エリカの部屋を訪れた琢也は、エリカの顔を見るなり強く抱きしめた。
「なんでもないよ。」
「おかしいわよ。それに顔色も真っ青。」

「僕を愛していると言ってくれる?」
「女の子みたい。
 さあ、話して、
 浮気でもしてきたの?」
「・・・・・・・・」
「図星みたいね。」

「エリカ。ごめん。
事故なんだ。
もう二度としない。
許して。」

「エリカ。君を抱きたい。
 お願いだ。今日だけ、今日だけでいい。
普通に君を抱きたいんだ!」

「うふふ。いいわよ。今日だけよ。」

エリカと肌を合わせると琢也は更に動揺した。愛するエリカを抱きしめ、エリカの吐息を肌で感じながらも、玲子の瞳が頭をよぎる。猛禽類のような鋭い瞳が、燃え上がるような熱気を放つ玲子の瞳が琢也を見つめている気がするのだ。そして貴重なエリカとの愛し合うセックスは単調なものになっていた。

翌日、琢也は歩きながら呟いていた。
「健やかなるときも、病めるときも、死が2人を分かつまで、エリカを愛することを誓います。」
繰り返し、繰り返し、琢也は呟いた。


一週間が過ぎた。
琢也の目は落ち窪みやつれきっていた。
琢也の心は病み、エリカに連絡を取ることさえできなくなっていた。

玲子の瞳が琢也を捕らえて離さない。
自分でも気付かない琢也の心の奥底を玲子の瞳が常に見つめている。
喉が渇く。体がカラカラに干からびていく気がする。

答えが欲しい。気が付くと玲子の部屋の前に立っていた。

「あら。琢也君。いらっしゃい。」
「玲子さん。俺・・・・・・・・」
「それで良いのよ。
あなたの全てに応えてあげる。
 こっちへいらっしゃい。
 楽にしてあげるわ。」

玲子は琢也に座るように促した。琢也はフローリングの床に正座をした。
玲子はロープを取り出すとロープを琢也の胸に掛けていった。
玲子は巧にロープを操り、脇から二の腕にロープを回すと二の腕だけを胸に固定していった。そしてその締め付けは強く、呼吸が苦しい程に強く胸を締め付けた。

胸にロープを掛け終わると、玲子はココアを沸かして琢也に飲ませた。
琢也の手を引き、ベッドに上がると琢也の手首に錠を掛け、もう片方を自分の手首に固定した。

「疲れているのでしょう?
 少しお休みなさい。」

琢也は何日も寝ておらず、意識が朦朧としていた。
玲子に拘束されたことで、何かが解決したような気がした。
玲子と関係して以来、ずっと続いていた混乱が治まり、強い眠気が襲ってきた。
琢也は玲子の腕の中で深い眠りに落ちていった。

目が覚めると。玲子のあの瞳が琢也を見つめていた。


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