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放課後のY先生
【教師 官能小説】

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Y先生の憂鬱-8

…数日後、私はこの指輪をくれた人に連絡をとって、会う約束をした

「…ごめんね、急に呼び出しちゃって」

私はミルクティーを注文し、彼は昼間からアルコールを注文した

「いいよ、別に
それより、渡したいものって?」

「うん…これ」

私は指輪を箱に入れて手渡した

「ん?…あ…」

「捨てようと思ったんだけど…それだけじゃ、ちゃんと終われないから…
今更悪いけど」

「いやいや…他の女にかける金が浮いて、助かったよ」

軽く笑って目の前で揺らして見せる

「何よ、それ」

私は眉根を寄せた

「あっはは、冗談冗談
由希、変わったな。前はこんなこと言おうもんなら石の様に固まってたけど」

「そう、かな」

自分では気付かないけど…

「すごいつまんなかったもんなぁ、お前。気の利いたこと言っても反応悪いし、常に緊張してるし」

「あなたは、そういう物言い変わってないね」

「正直者なんだよ
…じゃ、またな。ここ払っといて〜」

そう言って、軽やかに出て行った

…どうせ、払うつもりだったけどさ

「ちゃっかりしたとこも…変わってないね」

少し切ない気分になるけど、心の中にあった彼に対する想い自体は、もう残っていないのだと分かった

変にすっきりした気持ち…
…誰のおかげか分かってる




翌日、職員室で一人試験問題を作成していると、扉が開く音がする

「やぁ、しっかりやっとるかねー?」

ふざけた口調でハルが入って来る

「下校時刻過ぎてるわよ…なんて、ね」

私がつい微笑むと、ハルも笑顔になる

「へへっ今日くらい、いーじゃん?」

後ろから勢い良く抱き着く

「わ、だから椅子ごと抱き着かないでってばっ」

私の言葉を無視して、ハルは耳元に唇を寄せる


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