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放課後のY先生
【教師 官能小説】

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Y先生の憂鬱-7

「私が…ハルのこと捜してたのは、何にも出来なくなったからなの…

ハルのことばっかり考えちゃって、いつの間にかハルの声思い出しちゃって、何してても集中出来なくて…だから、ちゃんと話をしようと思っ…て…」

頭が上手く回らなくて、話がまとまらない

「由希ちゃん…」

ハルの唇は、私の口に近付き…寸前で止まった

「ハル…?」

「やっべぇ、焦った…
ちゃーんと確認、しなきゃな?」

ハルがコツン、とおでこを合わせて私を見つめる

「俺のこと、どー思ってんだよ?」

「あ、…私、ハルのこと…」

「…ん?」

「…好、き…かもしれない」

これくらいの事を言うだけでも、顔から火が出そう…

「っんだよ、ビミョー。
でもまぁ、いっか…今、かなり幸せな気分だし」

ハルはゆっくり顔を近付けて、軽く優しいキスをした

「……終ーわりぃっ
こっから先は…そいつをちゃんと捨ててからな」

ハルは私の手にある指輪を、いまいましげに見た

「ん…分かった」

私はそれをきゅっと握って、ハルから離れる

直後、後ろから抱きしめられた

「な、何?」

「…ヤな用が済んだら、ちゃんとイイコトしよーな?」

「いっ…」

イイコトって…

つい顔が熱くなる

「…かぁわいーぃの」

ぎゅっと抱きしめたあと、ハルは、ぱっと体を離した

「んじゃ、頑張って〜」

素っ気ない、余裕な態度…なんか悔しいけど
…とりあえず、決着つけなきゃね

手を開いて改めて指輪を見つめる

…毎日飽きずに眺めてた宝物だったのに、今ではどこかに飾ってあるような、ただのアクセサリーにしか見えない

あんなに、つらかったのに…不思議…


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