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片想い
【片思い 恋愛小説】

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片想い-2

ホントはあたしだって

楽しく喋りたいのに

あなたの前だったら

引っ込み思案になってしまう

そんな自分が嫌だった




うじうじ悩んだり

友達にすら嫉妬してしまう

自分に嫌気がさしたから

「好きでした」

って文字を

何気ない文字の後ろに

入れてメールを送った




過去形だったのは

返事を聞きたくなかったから




ほんとうは好きで好きで

たまらないのに偽った




あたしもやっぱり

たいしたひねくれ者なんだ




それにもしも

あなたがあたしを

好きだと思ってくれても

それはラブやなくて

ライクなんだと思ったからさ




なんて返ってくるか

待ってるとき

あぁ伝えてしまったなって

変な放心感と同時に何でか

涙が溢れて止まらんかった




ずっと待った後に来た返事は

驚いたように聞き返すふうで



「あんまり深く考えないで」

ってついはぐらかしてしまった


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