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ずっと二人で
【OL/お姉さん 官能小説】

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ずっと二人で-1

「おはよう」

その一言がどれだけ大切か、
どれだけ重みがあるか、
それがわかってしまった。

もう離したく無い。



「イイ女」
そんな風に周りに言われる私。
葛木 香織(かつらぎかおり) 28歳。
Kimiコーポレーション、忙しさも出張も他の部署に比べて倍はあると言われている、海外事業部のエースだ。
「おはよー!今日も決まってんね!」
朝から軽いノリで接してくる男。
同じく海外事業部であり、女性への移り方も飛び回るように早い奴。
「おはよう。こんな時間に出社?」
「どういう事?今日はこれでも結構早い気が…。あっ!」
「今日は茂木君のチーム、プレゼンでしょ?山下君達はきっと、とっくに出社してるわよ。」
そう言いながら香織は慣れた手つきで社員証を機械に通す。
「やばいっ!真剣にやばいっ!」
さっきまでの余裕はどこへやら。
軽いノリの男、茂木 健太郎(もぎけんたろう)はそう言うと、準備の為、茂木よりも一時間早く出社している仲間の元へと走った。

「あれさえ無ければ、ね…。」
香織は小さく呟く。
調子に乗りやすく、人に使われやすい性格を除けば、茂木の能力は充分と言えるほど香織に匹敵するのだ。

Kimiコーポレーションは、いわゆる能力重視であり、その人が残した数字や功績で給料も大きく左右される。
「朝からお熱い事。」
ヒールの音を響かせながら
海外事業部のマドンナ、矢木 友紀(やぎゆき)が私の肩に手をかける。
「…今日の残業変わらないわよ。」
「ごっ、ごめん!冗談よ〜。」
焦りながら友紀が手を合わせる。
毎週金曜、友紀は年俸1億は下らないと言われている、部長と熱い夜を過ごしていた。
これがまた男前で、若い。
私だって人並みに恋したいし、SEXだってしたい。ただ何故か『高嶺の花』と思われ、誰も言いよってくる気配は無いし、ここまできてイメージを崩す訳にはいかない。

「おはようございます!」
机につくと、新入社員の子達はみんな挨拶にくる。可愛いもんだ。
「おはよう。」
ニコッと爽やかでかつ、知的な笑顔で応える。
「やばいって!なんであんな完璧なの?綺麗すぎー。」
可愛い後輩達は、自分達の机に戻りながら小さい声でささやいている。
やっぱ、褒められると嬉しいもんだ。
さらっと受け流すフリをしながら、香織はパソコンを開く。

「みんな、おはよう。葛城、矢木、第一会議室に入って用意を頼む。」
「はい、かしこまりました。」
部長が挨拶ついでに友紀と目配せをした。
朝からお熱いのはあんた達でしょ、と思いながら羨ましいと感じる。


−カツ、カツ、カツ
2人分のヒールがフロアに響く。
「今日のプレゼンはあんたの男のとこ?」
ニタッと笑いながら由紀が言う。
「茂・木・君。彼氏とかそんなんじゃないってば!」
「はいはい。そんな顔赤らめながら言われてもねー。」
手をひらひら振りながら、友紀は給湯室へお茶の準備をしに行く。


プレゼンのレジュメを取りに行く前に、急いで化粧室に入った。


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