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愚かに捧げる
【痴漢/痴女 官能小説】

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愚かに捧げる-2

(嘘っ!)
まさかそこまでしてくるとは思わなかった真理子は愕然とする。
だが無残にも薄い布地は取り払われてしまった。
痴漢の手は止まらない。今度はスカートからブラウスを引っ張り出すと、
ブラウスの下から手を入れてくる。
暫く両手で真理子の臍あたりをなでていたが、右手がブラごしに胸を掴む。
(いたっ)
フロントホックではないことに気がついたのか、痴漢の手はブラを上にたくし
上げる。いびつな形をした胸がブラウス越しに透けて見えている。
両手で胸を揉まれている真理子は、右足と左足の上にも手があることに気づいた。
(手が・・・4本・・・)
右足の上にあった手が割れ目の上をなぞる。
左足の上にあった手が敏感な突起に触れる。
うしろから両手が胸を揉む。

それでも、気持ち悪さからか真理子の秘所はあまり濡れていなかった。
苛立ったように割れ目の上をなぞっていた手が指を入れてくる。
(あ・・・!)
耐え切れず真理子はビクン、と仰け反り、自分を見ていた敏樹と目があった。
「なんか、やらしい顔してる。久しぶりに俺に会って、興奮してる?」
そうだったらどんなにいいか。
落ち込んで目を伏せた真理子の唇に、敏樹の唇が降りてくる。
「ん・・・」
(そうか・・・痴漢の手をトシの手だと思えばいいんだ)
目を閉じて現実逃避を始めた真理子の体は、徐々に緊張を解いていく。
もう、何も考えたくなかった。
秘所の中の指が一旦引き抜かれ、2本になって戻ってくる。
突起をはじいていた指は強くそこを擦り始める。
胸を揉んでいた手は、親指と人差し指で乳首をつまんでくる。
そして、触れていただけの唇から舌が出てきて口内に侵入する。
(もう・・・だめ!)
ビクン、と体を痙攣させ、真理子は達してしまった。

「マリ・・・キスだけでイッちゃったの?」
敏樹が耳元で囁く。
「やらしいね。でもやらしい子、好きだよ、俺」
敏樹の認識と真理子の認識は相当違うが、それでもやらしい子が好きという言葉に
安心した真理子は、今日一日下着を着けないで授業を受けなければならない事実に
こっそりため息をついたのだった。



「マジで!?女子高生が無抵抗で痴漢させてくれんの?」
「お前の彼女だろ?鬼畜〜!」
「でも本番はナシか〜・・・どうすっかな」
「ちょっと、写真見せろよ」
「ふ〜ん。顔はまぁ、十人並みか。二重なら好みだけど」
「でも体つきサイコーじゃん?見た感じEくらいありそう」
「トシちゃ〜ん、金とるなら本番もつけようぜ?」
「いや、しばらく痴漢で関係を続けて徐々にエスカレートって方が燃えるっしょ」

「あぁ。あいつ、もういらねーから。警戒がなくなった頃に輪姦させてやるよ」
「鬼だねぇ。まぁ訴えられないためにも、甘い言葉でも囁いてやんなよ」

受話器の前で、敏樹は煙草をくゆらせながら、一人呟いた。
「白馬に乗った王子様なんて、童話の中にしかいねーんだよ・・・」


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