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普通の女の子
【その他 官能小説】

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普通の女の子-2

「…あぁん、だめぇ…もっと…」

 徐々に指先の力が増していく。それに応じて2つのシコリもどんどん形を変えていった。
(…んぁあっ…だめ、強くすると…もっと…感じちゃぅ…)
彼女の指は最初からは考えられないほどの力で2つの突起をぎゅうぎゅうと摘んでいく。

「…はあっ、はあっ、はあっ!…あぁんっ…」

彼女は夢中になって乳首を弄り続けていたが、この刺激だけでは決して満足できないであろう事に気付き始めていた。
(…おっぱいでこんなにイイなんて…あ、あそこに触れたら一体どうなっちゃうの…?)
快感で意識がぼうっとしてくる中、自分の股間に視線を落とした。
先程から両方の膝や太ももをモジモジとこすり合わせていたのには気付いていた。その太ももの付け根の間からヌルヌルとした液体が分泌されている事も…。
だが実際に自分の目でその場所を見てみると、考えていた以上にひどい状況であった。
彼女は下半身にピンクのショーツとグレーのスウェットを着ていたのだが、あろうことか、ショーツを通り越してスウェットにまで快楽の染みを大きく作ってしまっていた。
(!……………………) そのはしたない様子を凝視してしまった彼女は、驚きと羞恥で声も出ない。

「…ぅそ…?何これ…?…いゃっ…」

我に帰った彼女はとりあえず、その役に立たなくなった衣類を脱ぐ事にした。
立ち上がりショーツとスウェットをまとめて膝下までゆるゆると下ろしていく。案の定、銀色の糸が数本、下着と体を繋いでいるのが目に入った。
(…いやだぁ…はずかしぃ〜…)

間違いなく、彼女の人生の中で最も恥ずかしい状況と言えるであろう。初めて自慰行為を試み、その結果、いままでの男性との交わり以上の快感を感じてしまっているのだから。
ただ唯一の救いは、この自分の痴態を誰にも知られる心配がないという事だろう。
あくまでも自分だけの秘密。自分だけの楽しみ。他の誰も知らないもう一人の自分の姿。
その事に気がついてしまった彼女を止める要素はもはや何もなかった。(…恥ずかしがっても仕方ないかぁ…。どうせ誰にも分からないんだし。…それより、もぅ我慢できない…)
完全にタガが外れてしまった彼女はどんどん大胆になっていく。

今や全裸になった彼女はベッドの上で両足を大きくM字に開いた。その中心の穴からは、透明な液体がとめどなく溢れてくるのが見える。そしてその穴のやや上部には彼女に最高の快感を与えてくれるであろう突起が腫れ上がっているように見えた。自身の性器をこれほどまじまじと見据えた事はなかった。

(…あぁ、なんていやらしいの?わたし…本当はすごくエッチなの…?)
その自問に答えるように右手の中指に零れた液体を塗り付ける。そして人差し指と薬指で皮から解放した肉芽に、掬った蜜を擦り付けていく…。
…くちゅっ…

小さいが、とても淫靡な音が聞こえる。

「…きゃうっ!?…んんんぅっ!…っくはぁっ…!…はっ、ああぁ…すごぉ、いぃ…」

予想はしていたものの、とてつもない快感の波が一気に押し寄せる。乳首の時の比ではない。抑えようとしていた喘ぎ声も我慢できない。
しかし中指の動きは止まる事なく、愛液を掬っては敏感な肉芽に擦り付ける。


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