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特進クラスの期末考査 『淫らな実験をレポートせよ』
【学園物 官能小説】

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特進クラスの期末考査 『淫らな実験をレポートせよ』act.9-3

……ぶぶぶぶぶぶ

どこかで机の引き出しに入れてあった携帯が鳴る音がした。マナーモードで、鉄の引きだし内だから、ガタガタと大きな音を立てて注目を集める。
だが、一番驚いたのは少女だった。座ろうとした瞬間、垂直に玩具が膣内に入り、携帯のバイブレーションの驚きで一気に貫いてしまったのだ。
「っっくあぁぁぁぁあ」
唇を噛み締めながら堪える。その様子をキツネ目の少年は満足気に楽しんでいた。





3年5組2番 今井洋平
『前立腺はどのような刺激で快感を得るのか調べよ』

「勉強出来ないのは俺だけのせいじゃ無い」
唇を尖らせながら、ベッドに寝そべった短髪で亜麻色の髪の少年が言い放つ。
「俺のせいとか言いたいのか」
少年とは距離を置き、ベランダで佇むもう一人の少年は、肩まで伸びた茶髪を一つに結んで煙草をくわえていた。未成年のくせにその姿が妙に似合っている。
「当たり前、だろ。この俺の状態で解れ」
俯せでシーツに絡まる姿。素肌を晒し、唇を尖らせる。疲れた様子は誰が見ても明らかだ。
「でも、悪くなかっただろう?なんせ三回?いや、四回か?いったくせに」
煙をふーっと吐き出しながら言う。嫌味な程の端正な顔が悪魔の様に笑っている。
「うるせー!!!後でぶっ飛ばす!!!!」
威勢よく言うのだが、首から下に力が入らないのは情けない。本人も解っているようで悔しそうに癇癪をおこした。

3年5組8番 太刀川英一
『男と女、それぞれとのセックスについて実践し、比較せよ』

「そう怒るなよ。確かに勉強が出来ないのは、俺の為に喧嘩してるから仕方ないってのは知ってるけど」
「んだよ、いきなり話逸らすんじゃねぇ」
「いやいや、この前も俺の為に身体張ってくれたんだろ。その向こう脛の痣とか」
「これは、別に……」
「俺がサッカー部のマネージャーを寝盗ったっていう噂で、マネージャーの彼氏が因縁付けてきたんだってな」
「英一、違うって言ってたから喧嘩買っただけだっつの」
「こうやってベッドじゃあ、俺にメロメロで、デレデレに甘くて、そこら辺の女より可愛い洋平が、俺の知らないとこで俺を守ってくれちゃってんだもんなぁ」
「何がメロメロだっ!ふざけんな!!!!っつーか話聞けよ!!」
「こんな話を聞いた日には、べったべたに甘えさせてエロエロにしなっきゃ気が済まないっしょ」
「わけわかんねーよ!!!つーか、死ね」
「あー、思い出したら勃っちゃった」
「勃っちゃった、じゃねー!!!っつーか、もう無理!!!ふざけんな!!!さわんな!!!!」
「愛に疲労はないんだよ、ハニー」
「うわあぁぁぁぁあああ」





3年5組23番 矢田智春
『体位を調べよ。尚、5種以上実践し、レポートせよ』

「さっくらちゃーん、超可愛いよーっ」
ぶんぶんと腕を振る。砂浜に立ち、太陽を目一杯浴びた少年は大きな声で呼びかけた。
「矢田、ちょっと声おっきい」
恥ずかしそうに俯く少女は、少年より僅かに背が高かった。砂浜に青い海。それに映えた白いビキニはスレンダーボディの少女によく似合っていた。
「だって超嬉しくね?俺の彼女だーって感じで」
ニコニコと笑う少年もブルーの水着を纏い、少女の手をとって走り出す。
「熱ッ、足あっちーよ、ほら早く泳ごうって」
ざぶん、と海水に浸かれば「冷たい!」と叫ぶ。そして笑い合う。
「ほら、波が来るぞー」
腹部辺りに波が押し寄せ、海面がぐにゃりと歪曲する。手を取り合い軽くジャンプして波を乗り越えると、さらに奥へと足を運んだ。


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